日経平均もどりのめどは・・・。
日経平均は、本日も200円超の値上がり。(10:24AM現在)
年初からの3連騰をほぼ手中にした感じです。
オバマ人気といいましょうか、
各国政府の経済対策を好感してということか、
本当に昨年9月からの下落局面が嘘のように強い。
さて一体どれくらいの戻りがあるか
ちょっと考えてみたいと思います。
2007年8月の世界同時株安から
今回の金融危機がスタートしたとすると、
底打ちっぽくなったのは、
最初の暴落2007年8月。
7月5日直近高値18、295円から
8月17日15,262円まで30営業日で、
-3、033円(16.5%安)
その後10月11日17,488円まで36営業日で、
2,226円反発(14.5%高)
PNPパリバのヘッジファンド凍結が、
おりからのサブプライム問題に火をつけ
あれよあれよの大暴落。
FRBの緊急利下げで、一旦底をつけた。
2007年12月26日直近高値15,653円から
2008年1月22日安値12、572円まで14営業日で、
-3,081円(19.6%安)
2008年2月27日高値14,105円まで26営業日で、
1,533円高(12.1%高)
2007年8月の安値から戻りだすと、
「サブプライムローン問題は大したことない」
という楽観論が出たが、
米銀の決算が発表される12月になると
事の重大さが次第にあきらかに・・・。
再びFRBの緊急利下げと国富ファンドによる
米銀への資本注入で1月に一旦底打ち。
3月になると再び米銀の決算が問題になる。
特に投資銀行のベアスターンズが危ないという話。
2008年3月11,691円まで再び下落。
2月高値から14営業日で、-2,414円(17.1%安)
12月高値からだと52営業日で-3、962円(25.3%安)
結局ベアスターンズは、JPモルガンに吸収合併され
銀行・証券は潰さないという暗黙の了解がなされ
相場は反転した。
しかも春には「ブッシュ減税」が施行され
年末には景気が回復との楽観論が再びでて
2月の安値から56営業日後の
2008年6月6日14,601円まで反発。
2,910円高(24.8%高)。
7月になると今度は住宅公社2社が危ないと言われ
相場が下落に転じ、その後事実上の公的管理化に置かれる。
その後9月にはとうとうリーマン・ブラザースの破綻が起こり
「銀行・証券は潰さない」という暗黙の了解が破られ
市場はパニックになる。
ここの値下がりの基点を決めるのは難しいですが、
金融安定化法案設立で反発した
9月22日高値12,263円ということにします。
ここからは、10月28日6,994円まで
ジェットコースターでした。
この間25営業日で-5,269円(42.9%安)。
47営業日後の本日(1/7)前場終値が、
9,263円ですので、安値からの値上がりは、
2,269円(32.4%高)。
これまでの下落局面を単純化すると、
〇2007年8月安値
←30営業日(-16.5%)・36営業日(14.5%)→
〇2008年1月安値
←14営業日(-17.1%)・26営業日(12.1%)→
〇2008年3月安値
←14営業日(-17.1%)・56営業日(24.8%)→
この3月安値は反発局面が長いが、
12月からの下落に対するリバウンドと考えると
←52営業日(25.3%)・56営業日(24.8%)→
こうやって単純化すると下落にかかった日数と
上昇にかかった日数が割りと近く、
下落率と上昇率も割りと近い。
単なる偶然かもしれませんが・・・。
これを現在の状況に当てはめると
←25営業日(-42.9%)・47営業日(32.4%)→
営業日については、すでにかなりオーバーしているが、
値上がり率が仮に42.9%だとすると、
9,994円。
約1万円てところですかね。
さてどうなることか・・・。