Ferrari 一気乗り
前回書いた「Ferrari 一気乗り」について
書きたいと思います。
コースは、アーケード・モードのFree Runで
「Maple Valley Raceway Reverse」を選択。
ここは、アップ・ダウンが激しくて峠みたいなコースで、
マシンの挙動変化を試すには最適のコースです。
基本的に、マシンはフル・ノーマル
3周走ってベストタイムを記録。
〇355Berlinetta
クラス:A718
年式:1994
パワー:380PS
重量:1350kg
タイム:1.44.177
一発目は、Ferrariの基本F355です。
挙動はミッド・シップ独特のもので、
アクセル・オンでアンダー、オフでオーバーが顕著に出ます。
コントロールは結構シビア。
無理をすると大カウンター大会になってかえって遅くなります。
また、巷で言われるように高音のフェラーリ・サウンドは、
なかなかイイ!です。
〇360Modena
クラス:A734
年式:1999
パワー:400PS
重量:1390kg
タイム:1.42.634
このモデルあたりからフェラーリは風洞実験に力点を置いて
かなり高速安定性が改善されますが、
モデナもその恩恵をたっぷり受けています。
355に比べてアンダー・オーバーはかなり押さえ込まれています。
格段に乗り易い。
ただ、排気音は高音が割れていてハスキーな印象。
〇355Challenge
クラス:A800
年式:1998
パワー:380PS
重量:1315kg
タイム:1.39.543
何とForza2のクラス分けで、F430よりも上位のChallenge。
確かにタイムも360モデナより3秒以上早く、
F430よりも少々速い。
操縦性は基本的に355と変わらず、
アンダー・オーバーな感じ。
ただ、軽量化とロールゲージによる剛性UPで、
かなりマイルドな乗り味になってます。
また、タイヤがセミスリなのか妙に粘る感じ。
これが本当なら、Challengeは、か・な・りお買い得な印象。
(その後の調査の結果やはりChallengeは、
デフォルトでセミスリを装着していることが判明しました)
〇F430
クラス:A798
年式:2004
パワー:490PS
重量:1450kg
タイム:1.39.931
360モデナの正常進化版といった感じ。
モデナ同様アンダー・オーバーはかなり抑えられている。
ただ、重量増のためか無理をするとプッシング・アンダー強し。
排気音もモデナと似たり寄ったり。
〇F430スクーデリア
クラス:S870
年式:2007
パワー:510PS
重量:1250kg
タイム:1.38.064
F430をメーカー・チューンしたスクーデリアは、
重量で-200kgパワーは20PSアップ。
ラップ・タイムは2秒近く改善しているが、
基本的な乗り味は、変わらない。
〇599GTB
クラス:A843
年式:2007
パワー:620PS
重量:1580kg
タイム:1.40.680
599は、F430とどっこいのタイム。
これは、他のMRマシンと違って、
FRレイアウトの575Mの後継機ですが、
試しに走ってみました。
タイム的にはF430とどっこいで、
思ったより速い。
しかし、重量が禍してかコントロールの幅がめちゃくちゃ狭い。
ちょっとでも無理をすると強烈なスピン状態に陥り、
回復はほぼ不可能。
コーナー進入は無理せず、610PSのパワーを生かした走りで
タイムを出しました。
結構走るとそれなりに速いので、
実車は結構キ・ケ・ンかも・・・。
〇F40
クラス:S856
年式:1987
パワー:484PS
重量:1352kg
タイム:1.34.962
発表当時(1987年)には驚異的だった
カタログデータも
パワー F40:484PS、F430:490PS
重量 F40:1352kg、F430:1450kg
とほとんど市販車(F430)と変わらなくなってしまいました。
Forza2のクラス分けもF430スクーデリアS870に比べ
S856と格下なんですねー。
しかし、一旦走り出すとその差は歴然です。
快適性を一切無視したレーサー指向は、
20年以上経った現在でも”一級品”です。
さすがスペチアーレ!
低いシャーシー・レイアウト、巨大なリアスポがもたらすダウンフォースで、
F40はほとんどロールしないで、コーナーをクリアします。
やっぱりこれは「レーシング・カー」ですね。
タイムは、F430を5秒もちぎってます!
〇F50
クラス:S898
年式:1995
パワー:521PS
重量:1230kg
タイム:1.33.864
レーサー指向のF40から10年、
ラグジュアリーとレーシーを高次元で融合した
F50の登場です。
基本的にF50もF40同様「別格」のハンドリングです。
強烈なダウンフォースによりロール無しにコーナーをクリア。
その上F50はF40よりもフロントの接地感がかなり高い。
F40が限界を越えると、突然「スー」とフロントが逃げるのに比べ、
F50は加重が乗ってから結構フロントが踏ん張ります。
ここら辺が10年の歳月ですかね。
F40が緊張の連続なのに比べ、F50には多少余裕も・・・。
タイムもF40より1秒以上速いです。
〇ENZO
クラス:S931
年式:2002
パワー:660PS
重量:1476kg
タイム:1.32.260
さすが最新スペチアーレ。
F40、F50と比べても強烈なダウンフォースが
効いていて「鬼グリップ」です。
そのグリップ感ときたら路面に磁石で
吸い付いているかのようです。
一番その効果が出るのが、
最終のRの大きなコーナー。
Gが延々と続く左コーナーですが、
F40、F50ですらふとした拍子に
アンダー・オーバーが出てしまうが、
ENZOは終始ニュートラルステアで安定。
形は好きくないが、さすがの1台です。
タイムもF50より1秒、F40より2秒速いです。
いかがでしょうか?
Forza2もまだまだ楽しみようによっては、
美味しいゲームです。
年末、「ポルシェ一気乗り」とか「ランボルギーニ一気乗り」
もやってみようか?