欧州株式市場サマリー(12/19)
ロイターより抜粋
FT100種総合株価指数(ロンドン) <.FTSE>
終値 4286.93(‐43.73)
前営業日終値 4330.66(+ 6.47)
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クセトラDAX指数(フランクフルト) <.DAX>
終値 4696.70(‐59.70)
前営業日終値 4756.40(+48.02)
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CAC40種平均指数(パリ) <.FCHI>
終値 3225.90(‐8.25)
前営業日終値 3234.15(‐7.77)
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<ロンドン株式市場> 反落。原油価格の下落を受けエネルギー株が売られたほか、
鉱山株は証券会社の投資判断引き下げが圧迫材料となった。2009年の見通しの暗さを
背景に金融株も安い。
FT100種総合株価指数 <.FTSE> は週足で0.15%高となったが、年初来では33
%超下落している。
XTCキャピタルのシニアトレーダー、マーク・プリースト氏は「オプションの満期が
重なったこともあり値動きが荒くなった。米政府の自動車メーカー支援策発表もあった。
年末を控えて利益を確定する売りも若干見られた。来週は静かになるだろう」と述べた。
エネルギー株ではBP <
%、ケアン・エナジー <
がりした。
金属価格の下落を受けて値下がりしていた鉱山のアングロ・アメリカン <
ストラータ <
から「ニュートラル」に引き下げたことを嫌気し、下げ幅を拡大した。3社の株価は
7.1─11%下落した。ベダンタ・リソーシス <
米政府は最大174億ドルの自動車メーカー向け融資計画を発表した。
クレディ・スイスは世界には5兆ドルの過剰レバレッジが存在し、世界の国内総生産
(GDP)の伸びが潜在成長率まで回復するには2─3年かかるとの見通しを示した。
HSBC <
営業日連続となった。
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS) <
<
1.1%安。
<欧州株式市場> 続落。荒い値動きとなる中、原油・銅相場の下落を受け商品株が売
られた。
FTSEユーロファースト300種指数 <.FTEU3> は3.75ポイント(0.45%)安
の823.37。
DJユーロSTOXX50種指数 <.STOXX50E> は8.28ポイント(0.34%)安の
2444.14。
トレーダーは、オプションや先物の期日が重なる「クアドループル・ウィッチング」も、
この日のボラティリティにつながったと指摘した。
エネルギー株の下げが、この日の下落分の大半を占めた。BGグループ <
ル・ダッチ・シェル <
─4.2%安。
この日限月交代する米原油先物1月限
ドルをつけた。2月限
銅
<
アングロ・アメリカン <
は7.1─11.3%安。 UBSは、同3銘柄の投資判断を「バイ」から「ニュートラ
ル」に引き下げた。
米政府が国内自動車メーカー向けに約174億ドルの融資を実施すると発表したが、自
動車株を押し上げるには至らなかった。
プジョー
3.8─7.8%安。
銀行株も安い。スタンダード・チャータード <
バンク・オブ・スコットランド <
米格付け機関のスタンダード&プアーズ(S&P)はこの日、米欧の主要金融機関12
社について格付けを引き下げ、ないし格付け見通しを変更した。
メリルリンチも、質の劣化やレバレッジ解消に伴うマイナスの影響を理由に、2009
年が欧州の銀行にとり再び「非常に厳しい」年になるとの見通しを示した。
[東京 20日 ロイター]