日経平均の行方 | bigmokaruのブログ

日経平均の行方

とりあえず、10月28日の7000円割れで、

底を打ったぽい日経平均。


しかし、今後はどうなったものやら・・・。


確かに今のところヘッジファンドの換金売りと

思われる切羽詰った売りは引っ込んだようだし、

「年金資金?」と思しき買いも入って一安心。


ただこれから先の世界経済の見通しは相当暗い。


それを織り込んでこれだけ下がったとも言えるし、

今後に起こると思われる自給悪化を考えると

これから一本調子に戻るとも思えない。


そこで、現在の日経平均を

バブル崩壊時の日経平均と

比較してみました。


好調な実態経済の元、

資産デフレによって金融危機が起こり

やがてそれが実体経済に波及していく現在の状況は、

日本の「バブル崩壊」の過程と酷似してますので、

参考になるのでは?と考えた次第。


下の図は、

89年12月の日経平均最高値を100としたものと

07年7月の日経平均最高値を100としたものとの比較です。


ピンクが89年、青が07年のもの。

日経平均89年08年比較

これを見ると89年12月から90年10月の値下がりは、

本当の大暴落で今回の下げが穏やかに見えてしまいます。


しかし、今回の下げでも08年8月からの部分は、

89年12月からの下げに匹敵しているように

見えます。


下の図は、

90年10月安値と08年10月安値を比較したもの。

89年12月高値から90年10月安値までの下落率は-44%

08年8月から08年10月安値までの下落率は、-46%

結構いい線です。


日経平均89年08年比較

ここだけ切り取って比較するのもどうか?とは思いますが、

その後の戻りについては今回の方がだいぶ鋭角です。


それでは、その後何度か訪れた下落局面とも

比較してみたいと思います。


下の図は、92年8月安値との比較です。

(ピンクが92年のチャート)

下落率反発率ともに結構似ています。


92年8月のケースでは、

その後は揉み合い相場になり、

この高値をやっと抜けるのに

93年3月までかかっています。


しかも92年8月に時の宮沢内閣が、

10.7兆円の経済対策をしても効かず。

93年4月に追加で13.2兆円の景気対策をして

やっと反発した状況。


現在も麻生内閣で、景気対策が行われる予定で、

これで効果があるかどうか?


日経平均92年08年比較

今日は、少々あきてきたので、

これくらいに。