昨日、5ヶ月ぶりに美容院に行きました


最後に美容院に行った記録を見ると

11月でした

息子が亡くなる1ヶ月前のこと

いつも1-2ヶ月間隔で行っていたから

自分としてはすごく空いた感覚です


悲しいことがあってから

自分の髪の毛はどうでもよくなりました

どんどん伸びに伸びて

カラーした毛先が傷んでいき

やばいなぁと思いつつも

美容院の椅子に座ってる自分を想像できなくて

ずーっと放ったらかしてました


自分は悲しい母親だから

美容院なんて行くところではない

どこか心の片隅で思ってたのかもしれません

見た目に気を遣ったりすることは

子どもをなくした母親のすることではないと

無意識に意識していたのかもしれません

なんとなく自分が思い浮かべるその母親像に

無意識に自分をあてはめようとしていました


ショートヘアが中途半端に伸びてきて

結ぶしかなくなった髪の毛

サイドのツーブロックも

ボサボサに伸びてきて

何センチも根本が黒くなって

生え際の白髪が目立ち始め…


このままいけるところまで伸ばして

美容院なんか行かなくていい髪型にしようと

思ってました

ただ地味に、結んでれば何の問題もないと

ただ生きていくだけなら、おしゃれはいらないと

そう思ってました


けど、4月に入り

ふと鏡に映る自分の姿が

「いやぁ、老けたよなぁ…」と思い始め

少し変わってみようかな

いや、このままいこうか、どうしようか不安と葛藤して


急に昨日、やっぱ髪の毛切ろう‼と決心がつき

久しぶりにカラーとカットをしてきて

息子が元気だった頃の自分に戻りました

自分の身だしなみに気をつかえたことに

少しだけ自分の気持ちの変化を感じました


ママの見た目が変わってしまったら

息子もわかんなくなってしまうかもとも思い

髪型に気を遣っていたあの頃に戻すことにしました


もちろん、葛藤はあって…

こうやって自分が前向きになることに

まだ抵抗があります


息子をなくした悲しみに背を向けて

新しい人生を切り拓こうとしているような感覚

キレイにしたりオシャレしたり

美味しいもの食べたり旅行したり

人が当たり前に求める幸せを

私が求めてはいけないんじゃないか

という気持ちにもなります


でも、自分が変わろうとしたのは事実

一歩前に踏み出したのか

いや、踏み出したくない自分もいます

まだ息子がいなくなった悲しみに

ずっと浸かっていたい自分も確かにいます

変わりたい自分がいたし

まだ変わりたくない自分もいる

色んな自分がいることを受け入れて

また今日から、心の中の息子とともに

いま元気でいる家族とともに

生きていきたいです