今はもう日本のニュースのブームは

過ぎ去っているけれど、

113日以後のアメリカ大統領選挙の

友人達のストレスはすごかった。


私のアメリカ人の友人達の

95%以上は民主党を

支持していた。


彼らはよく政治の話をしていたが、

特に選挙の真っ只中には、

彼らの主張や感情が溢れ出た。


Facebookは開票状況と共に

カオスになった。


彼らの感情のアップダウンは

相当激しかった。


私の友人の数人は、

もしトランプ大統領が再当選したら、

別の国籍に帰化したい

と話したり、SNSに投稿していた。




日本在住のアメリカ人の親友も

ストレスを抱えていた。


彼女は、選挙前に私にこう言った。


"万が一、トランプが当選したら、

私はたぶん鬱になると思う。

お酒を飲みまくるかもしれない。


そして、実際に選挙結果が明らかに

なるまで、彼女は不眠になり、

夜中も2時間ごとに起き、

ニュースをチェックしていた。


特に彼女は、

ペンシルバニア州Philadelphia 出身なので

投票結果が気になったのだと思う。


私の友人の多くは民主党支持である一方で

実際に多くのアメリカ国民が

共和党を支持していた。


ということは、

どのような結果になっても、

4割ぐらいの人は

選挙結果に不満を抱くのだろうと思うと

複雑な気分になった。



10月末に大阪都構想に対する

選挙があった。



私は大阪人として

私なりに人生最大に勉強して

投票に行った。


大阪都構想に関する情報を

掘り下げるなかで、

気持ちに二転三転があった。


ただ、どちらの結果になっても

私が投票したようにならなくても

私は大阪府民をやめたい、とは

思わなかった。


同じように、

私はまだ日本人をやめたいと

思った事がない。


でも、私の友人達は、

アメリカ人だという事が嫌になる

と口にした。



私が、なぜそんなに嫌なの?

と聞いたら、


今でこそ、Twitter やニュース番組が

フェイクニュースに関して

投稿を削除したり、報道しているけれど、

四年前からそうするべきだった。


They’re stupid. 


マスクをする事で

吸入する酸素濃度が下がる 

とか

神様から与えられた息をする権利を

奪われる

とか

何でも信じてしまう。


誰かに迷惑がかかりますよ

マスクをしないと死にますよ

と言われても

いや、私達にはマスクをしない権利がある

とすぐに言う人がいる。


自由、権利



それだけじゃなくて

もっと多くの事がある。


トランプ大統領の強さや

経済政策は良い点もあった。

でも、誰のための経済政策か

よく見ればわかる事があるけど、

わからない人にはわからない。


ある種の人達にとって、

共和党の考えは、宗教的な意味もある。


........



話はまだまだ続いた。


思い返せば、

私の彼も同じ事を言っていた。


公平な立場でニュースを見るために

私は共和党支持者の直接的な声を

聞きたかったけど、

残念ながら聞けていない。


私の友人達の強い気持ちと同じくらい

共和党を支持し、

民主党支持なんてありえない

と思う人もいるはず。


同じ現実が起きていても、

同じニュースを見ても、

ある人には

これが真実である、と伝わり

別の人には

これは真実ではない、と伝わる。


これって大変な事だよね。


私は一般の日本人で

アメリカの政治に詳しいわけでもなく

勉強してきたわけでもないので、

どちらがどうこうとは

はっきり言えない。


ただ、このコロナ禍での

アメリカ大統領選挙のストレスは

私には計り知れないもの

ということだけはわかった。




そういえば彼も、初めて出会った

7年位前からずっと言っていた。


アメリカ人があんまり好きじゃない。

日本に住みたい。



そして、思い返せば、

今回彼がアメリカに帰国してから、

アメリカ人に対して特にネガティブな事を

言う機会が増えた。


連絡が途絶えていたけど

久しぶりに彼にメッセージを

送ってみようと思った。