私には、アメリカ人の彼がいる。
しかも、遠距離恋愛中である。
しかも、かなり年下である。

この3つを話した時の友人達のリアクションは人それぞれで、どこに一番ビックリするかも違っていて、興味深い。

誕生日を迎えて、私は40歳になった。
子供の頃想像していた人生とは全く違うものになったけど、これはこれで楽しいなぁと思う😊

だけど、やっぱり気にする事もある。
それは、年の差!!
私は彼の8歳6ヶ月年上です。(細かい…😅)

初めて会った時の事を私は鮮明に覚えている。
彼はびっくりするほど美しい目をした青年だった。私は33歳で、彼は24歳だった!

私は一目惚れするくらい、彼に好意をもったけれど、あの頃の年の差は私にとって大きかった。

どのように2人が付き合うようになったかは、またの機会にするけれど、年下の彼またはパートナーをもつ、という事は、年上の彼よりも大きな差を感じる人も多いかもしれない。

なぜか…

やはり、女性は若い方がいい、という一般男性と称される人達の意見があったのかもしれない。
子供を産む、という事に重点をおいたうえで、不特定多数の大人に言われてきたからかもしれない。

ではなぜ、私が年の差を気にするか…
記憶を遡ると、"年下の彼"といえば、小柳ルミ子さんと大澄賢也さんの結婚がキッカケだと思う。

当時、小学生ながら、13歳年の差の結婚がカッコよく思えた。ワイドショーでワイワイ言ってるけど、愛は年齢の壁を越えるのさっと、ちびまる子のような顔をして思っていた。

しかし、12年後の2000年、2人は離婚した。慰謝料は1億円だった。ショックだった。
そこまでファンではなかったけれど、なんとなく上手くいってほしかったし、何よりも、1億円の重みを身勝手に感じた。

そして、真実かどうかは別として、ワイドショーが報じる "年上の仕事ができる有能な女性" と"まだ売れていなかった年下の男性"から派生し、年の差カップル行く末として、ステレオタイプなイメージが、少なからず私に影響を与えたのかもしれない。

年下の男性と付き合う場合は、女優ほどの美しさをもっているか、男性を圧倒するほどの力やお金を持っていなくてはならない、と無意識に感じていた。

年の差、特に"年下の彼"は、何か特別なものが必要なのかもしれない、という思い込みから、私は年の差を気にしていた。

だから、私は、一年のうちの半分は
彼は8歳年下です、と小さめの声で言い、
あとの半分は、
彼は9歳年下です、と大阪人らしからぬ、さらに小さな声で言っていた。

だけど、何歳年下であれ、彼は彼で、8歳か9歳年上でも、私は私だ。

40年間、紆余曲折あったけれど、そこから多く学んで、ようやくここまで辿り着けた。そして幸運にも、沢山の素敵な女性の影響を受けて、年を重ねる事は悪くない、人生の奥行きが出るという事を教えてもらった。

だからこそ、自分の年齢や、年の差に自信をもっていこうと思う。
8歳下でも9歳下でも、大阪人らしく大きな声で言おうと思う❣️

ちなみに…
彼はバックダンサーではないし、
私がどうあがいたところで、年の差は変えられない。
しかも、彼は全く年齢を気にしていない(笑)

いつの日か、2人の幸運が重なって、老人になっても一緒で、99歳と90歳のカップルになりたい☺️
たぶんその頃の9歳差は、あってないようなものだし、もしかしたら、自分達の年齢を数えられず、いつのまにか年の差が縮まっているかもしれない…😆


2019年5月 ハワイ島の写真です。
素敵な老夫婦がずっと会話されていました😊
めざせ、99歳アップ