Greenwave Dirty Electricity FilterとGreenwave Broadband EMI Meterが届きました。
以下、フィルターとEMIメーターとします。
カリフォルニアからUPSで1週間かかりませんでした。


オーディオにも使用できる予想以上の効果であったので、検証結果を報告します。

まず、私のシアタールームには壁コンセントが3箇所あります。

EMIメーターでその1つを測定すると以下の通りでした。


このコンセントのすぐ下のコンセントにフィルターを差し込んで再度測定すると以下の通りでした。


もの凄いノイズリダクション効果です。
ちなみに同じ壁にあるもう1つのコンセントで測定すると以下の通りでした。


おそらくフィルターのノイズリダクション効果が同じ壁の別のコンセントにも作用しているようです。

次に、このすぐ下のコンセントにフィルターを差し込んで、先のフィルターを外し再度測定すると以下の通りでした。


この状態で始めに測定したコンセント(フィルターを外した状態)で再度測定したところ以下の通りでした。


どうやら、後に測定したコンセントの方が川上だったようで、川上のコンセントにフィルターを差し込んだ方がノイズリダクションの効率が高い事がわかりました。

次に、この状態で別の壁にあるコンセントを測定すると以下の通りでした。


このコンセントのすぐ下のコンセントにフィルターを差し込んで再度測定すると以下の通りでした。


このコンセントは使用していないのですが、他の2つのコンセントとどうやら屋内配線が別になっているようです。
とりあえず多少の影響も考えて、このコンセントにも1つフィルターを差し込んでおくことにしました。

次にフィルターが差し込まれている川上のコンセントにアイソレーショントランスを差し込んで、トランスのコンセントで測定したところ、以下の通りでした。


137mV→180mVと少し悪化してしまいました。

次にフィルターが差し込まれていない川下のコンセントにアイソレーショントランスを差し込んで、トランスのコンセントで測定したところ、以下の通りでした。


おっと、164mV→501mVとかなり悪化してしまいました!

フィルターを差し込んでいるコンセントから電源を取ったアイソレーショントランスより、フィルターを差し込んでいないコンセントから電源を取ったアイソレーショントランスの方が悪化率がかなり高くなってしまいました。
もとは137mVと164mVであったのにもかかわらず...

ちなみに、フィルター無しで1082mVを示していたコンセントにアイソレーショントランスを差し込んでトランスのコンセントで測定したところ、以下の通りでした。


1082mV→873mVとあまりノイズリダクションできているとは思えません。

アイソレーショントランスはむしろノイズ源となってボトルネックになっていた事がわかりました。

しかし、ここでアイソレーショントランスのコンセントにフィルターを差し込んで測定したらどうなるかやってみたところ以下の通りでした。



アイソレーショントランスとフィルターのコンビネーションはかなりのノイズリダクション効果を発揮して、目標の2桁に到達する事ができました。

1FのワイヤレスWIFIルーター専用のアイソレーショントランスにもフィルターを装着したところ同じくらいまでノイズリダクションする事ができました。

おそらく、アイソレーショントランス固有のノイズを効率よく削減できたようです。

スピーカーからのノイズ減、アイソレーショントランスの唸り減、音質は今まで以上に無音の静けさの中に音像が浮かび上がるといった感じで、鳥肌が立ちました!
はっきり言って、凄まじい効果です!

今回使用したフィルターはシアタールームのコンセントに3個、シアタールームのアイソレーショントランスに2個、一階のアイソレーショントランスに1個、計6個使用しました。

1階の冷蔵庫のコンセントにも1個使用する予定でしたが、必要ありませんでした。
残り2個については、また効率のよい使用箇所を探してみたいと思います。

アイソレーショントランスなどのクリーン電源と併用するのが効果的なようで、音質的に悪影響はあまり感じませんでした。
通常、ノイズフィルターと言えばS/Nの改善と引き換えに、トランジェントや躍動感が低下するイメージですが、機器を直結しているタップに使用すると、確かにサッパリ(音痩せ)したような感じもしなくはないですが、シアタールームの壁コンセントから、アイソレーショントランスまでの使用、または、シアタールーム以外の他の部屋への使用は非常に効果的で、弊害はあまり感じませんでした。
パラメトリックイコライザーやDSPで十分補正できるレベルで、メリットの方が遥かに高く感じました。

コスパ最強でオーディオ的にも凄まじい効果が得られるので、ぜひ試してみてください。