とうとう、以前から気になっていたテイクティ Take T WHDPURE を導入いたしました。

ウーファーハイディフィニッショナーと呼ばれている一種のスピーカーなのですが、中低域に対して作用する高分子バイモルフ圧電波状振動フィルムを折りたたんで収納した、トランスレスで音楽信号にダイレクトに反応して効果を出す、他にはない音場活性装置です。(TATドライバー)

(以下メーカーからの説明)


(主な構造)

1. キャビネット
2.前面 スピーカーネット
3.後面 スピーカーネット
4.格子
5. ロゴマーク
6.TATドライバーが キャビネット
  内部に収納されています。
  (高分子 バイモルフ
   圧電波状振動フィルム
   によって ハイルドライバー
   タイプの動作をします)
7.+スピーカー端子
8.- スピーカー端子


(主な仕様)
1. 再生周波数; 20Hz~15kHz、 2. 能率; 50dB/1m*2.83V、 3. 静電容量; 55nF
4. インピーダンス;∞(直流)~150Ω(20kHz)、 5. 内部直列接続抵抗; 2kΩ(2W)、 
6. 耐電圧・耐電流; 音楽以外の周波数の高い大きなテスト信号などを入力すると、
  2kΩ直流抵抗が加熱して、保護回路が働きます。 電源を オ フして温度が下がると、元に復帰します。
  通常の音楽では、まず保護回路が作動する事はありません。
7. サイズ; 高さ130mm(スピーカー端子含む)×巾90mm×奥行き40mm 8; 質量; 約100グラム(1台)



(サウンドステージの変化)

WHDPUREはスーパーツィーター以上の
音場創出能力がありますが、音の重心が
低音方向になります。上への広がりを
創出するスーパーツィーター
(特にBATPRO2やBATMASTER)と
組み合わせると、全音域が一体となり
広がりと奥行きが出て、臨場感溢れる
サウンドステージが得られます。


図a.; ウーハーの正面に設置しています。
    中低域のバランスが良く、厚みのある
    サウンドステージが得られます。
図b. スピーカーテーブルの下に設置します。
    サウンドステージはテーブルも含めた
    高さの大型スピーカーに匹敵する大き
    さになります。バランスも良いです。
図c.; スピーカーの内側に設置します。
    中低域にしっかりした厚みが出ます。
    モノラル的なサウンドステージになります。
図d.; スピーカーの外側に設置します。
    中低域の広がりが出ます。中央は
    少し薄めのサウンドステージになります。


http://www.taket.jp/japanese/pure-text/puretext.html


http://www.taket.jp/japanese/tech/tech.html


http://www.taket.jp/japanese/soundstage/soundstage.html


以上、メーカーからの主な構造、主な仕様、サウンドステージの変化についての説明を紹介しました。


早速、ウエスタンエレクトリック社のWE18Gで2mのケーブルを自作して、WHDPUREをOdeon No.25のフロント下部のバックロード開口前に左右セッティングして視聴してみました。(図aのセッティング)




中低域、特に低域の厚みと艶が増し、あの水面に伝わる波紋のような低音、しかしそれでいてスピードが遅くならない!
低域の音場は広がり、臨場感が増しました。
スピーカーそのものからはスーパーツイーターのようにあまり音がでている感じがしないのに、信じられない変化です。

アイソレーション電源トランス、BATPRO2、アンスズの電源ケーブルとスピーカーケーブの導入、そしてパラメトリックイコライザーによる帯域調整で中高域のクオリティは自分なりに追い込めつつあるつもりでしたが、低域については正直ウーファーユニットがバックロード型であること、エクストラベース機能と帯域調整に依存していたので、WHDPUREの追加で一線を越えることができたように思います。

通常、JBLのような大口径のウーファーを使用するとスピード感が低下する場合が多いと思うのですが、WHDPUREの追加ではスピード感は維持したまま、またサブウーファーを別に追加した時などの音色の違いやクロスオーバーによる違和感(付け足し感)は感じられない状態で低域が改善しました。

メーカーは以下のように説明しています。

どうしてそのような低い音圧レベルの音が変化を与えるのでしょうか?
恐らくその理由は、低音であっても音が出る瞬間は音がいきなり発生し、音の大きさが変わる
瞬間もいきなり音の強弱が変化する訳です。従来のスピーカーはその立ち上がりの微小で
急峻な部分が欠落したまま動作しています。そして、テイクティのウーハー・ハイディフニッショナーはその欠落した部分を補完するので、大きな音質改善効果が現れると考えられます。


サブウーファーの追加を見送ったのは正解だったかもしれません。

テイクティより発売されてから結構日が経過していますが、まださほど認識されていないようで、実際に使用してみて、まさに中低域改善のリーサルウェポンと感じました。

テイクティの商品は在庫限りのようです。


BATPRO2やWHDPUREなどのお得なセット販売も限定数あるようです。

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