こうも肌が総立ちになるくらいに寒くなり始めると
私の映画欲もどんどん立ち上がってくるわけで
読書の秋、食欲の秋、映画の秋、まんまと口実に乗せられている気分でございます
でもね冬は家でぬくぬくとしていることで私の幸福はどんどん膨らんでいくの
これは私の強がりだとか開き直りなのかと思うところもあったのだけど
最近になってようやく、私は本当に外に適用できないんだってことを
ひしひしと実感できるようになったのね
良くも悪くも、家で熱中できる趣味をたくさんもつことで
人が意味を見いだせないことにも、私は吸収できる能力があっぷあっぷ
それが何の役に立つかは分からないけれど
さて、今週は2本の映画を見まして
この季節にふさわしいというか先取り感は否めないものの
冬らしく静かな映画がみたかったので邦画にしましてん
一つ目は 「コトバのない冬」
俳優でもある渡部篤郎さんの初監督作品。主演 高岡早紀 渡部篤郎
高岡早紀さん演じるふさこは地元北海道でお馬さんのお世話をするお仕事と薬局で働く父親の手伝いをする日々を淡々と過ごしている。
ある冬の豪雪の日、昔よく遊んでいた遊園地にたどり着く。そこで働く、口のきけない男性と出会い、徐々に打ち解けていくが。。
というようなあらすじ。
基本的にはセリフが少なく、静かで展開もゆっくりしていて非常に落ち着いた映画でした
大人の魅力あふれる高岡早紀さんの表情だけで魅せるシーンが多々あり。
言葉や場面で説明せず、カメラワークのみで進めていくようなところがあって
少々わかりづらいところもある。
ただ、なんかこう静けさ、雪、カメラワークで寂しさ、もどかしさ、物足りなさみたいなものが
伝わってきて、深夜のセンチメンタルな気分にぴったりでした。
雪の中、廃墟と化した遊園地のめりーごーらんどはなんてロマンチックなんでしょう
ラストシーンは胸にくるものがあり、しばらく余韻にひたっていられるような映画でした。
高岡早紀さんの魅力たっぷり、私もメロメロでした~~
人によっては静かすぎて退屈かもしれないね。
二つ目は 「恋愛寫眞」
TRICKやSPECでおなじみ堤幸彦監督作品、主演 松田龍平 広末涼子
カメラマンとして働く男、誠人のもとに一枚の手紙が届く、それは大学時代に付き合っていた女、静流からだった。
3年前誠人の影響で始めたカメラの才能を開花した静流は、彼よりも先に写真コンクールで受賞してしまいそれがきっかけとなり、誠人がプロになるまでは会わないと別れたのだ。
NYから来たその手紙をきっかけに止まっていた歯車が動き出す、そこで耳にしたのが静流は一年前に亡くなっているという噂だった。いてもたってもいられなくなった誠人はNYに旅立ったのだが。。
というあらすじ。
初めて、私の中では堤幸彦作品で堤幸彦を感じない作品だったように思う
カメラワークや映像編集は少し特殊でした。時代を感じました。
ひょうひょうとした男を演じるにはとっておきの松田龍平とちょっとぶっとんだ不思議な女性を演じるにはぴったりの広末涼子。キャストは文句なし、。
内容も、結構引き込まれた。彼女を探してNYの雑踏に巻き込まれる姿に目を離せず、
ただ途中、急展開と思われるようなシーンが出てくる。悪い意味でかなり印象的。
小池栄子の演技は今までかなり好き好んでみていたけれど今回ばかりははっきり言って
やりすぎ。
きれいなピアノの旋律を聴いている途中で、急にヒップホップが入ってくるくらい。違和感。
それさえなければ、もっと入り込めて、もっと感動できたと思うのだ。
あれだけががっかり。
どちらの作品も今の季節に合う、ゆったりと見れる作品でした
アーバイトイキタクナイ