教室に着いた。1番かと思ったが、1人の見知らぬ女子が先に来ていた。僕は先に挨拶をした。
「おはよう」っと言ったら彼女も
「おはよう」って返してくれた。
お互いに自己紹介をした。
「僕は大島大輝。一応ファイター志望なんだ。これからよろしく。」
「私は、藤川優姫。よろしく。」
かなりさっぱりとした挨拶だ。彼女は名前以外は何も話さずにそのまま教室を出て行き姿を消してしまった。彼女が去った後、入れ替わりで葵愛永が教室に入ってきた。互いに挨拶を交わし、彼女にもファイターとサポーターに関する事を聞いた。
「葵は、どっちになるの?ファイターとサポーター。」
「私は…戦う事はあまり好きじゃないからサポーターになろうとしているの。大輝は?」
「僕はファイターになる予定だよ。」
「怖くないの?校長先生が人類の為に死にますって言ってたじゃない。」
「このまま異次元体に脅えながら過ごしていく方が、僕にとっては怖いな。確かに死ぬ事はとてつもなく怖いさ。」
「そーなんだ。お互いに頑張っていこ!」
「そーだね!がんばろう!」
彼女がいきなり元気にがんばろうって言ったことが少し驚いた。けど、元気な姿を少し見れて良かったと思った。彼女は昔からあまり笑う事がなかったので少し安心した。
そして、クラスのSTの時間(出席タイム)になり、担任の尾上誠先生がきた。僕の隣は和也なのだがまだ来ていない。そして先生が和也の名字を言った瞬間に、教室のドアが壊れるんじゃないかっていうぐらい大きな音を立てて、和也が来た。
「はぁー、はぁー、先生!僕の名前…ゼーゼー…まだ、読んで…ませんよね!」
「確かに君の名前は読んでないが、真風和也君!ST開始時間に間に合ってないのでアウトー!昼休み、職員室に来なさーーいー!」
「う…↓はい。」
初日から和也は注目の的だった。中学では連続遅刻記録は2週間連続だから高校では、どうなるのかを僕は密かに楽しみにしていた。
そして先生が今日の予定を話し始めた。
「今日はファイターコースとサポーターコースは一時限目から体育館で座学を、次元開放術士コースの人はこのままクラスに残って座学だ!持ち物は何もいらないぞ!時間になったらその場に担当の先生がやってくるからその先生に従うのだぞ!わかったな?それでは指定の場所に移動!」
僕は体育館に、一緒に行くメンツを探した。ちょうど席が隣だった和也とたまたま僕の前を通った葵をさそった。和也は葵と面識はあった。葵も和也と面識があった為3人はギクシャクな事にはならなかった。
僕は和也、そして愛永と3人で少し雑談をしながら体育館に向かった。