お高いコンロッド | BIGFUNのブログ

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3月も後数日で終わる年度末ですが、皆さんバタバタ慌しい事でしょう。
そんな中、カワサキ技術講習会に参加して来ました。
新型ZX-10RRのコンロッドが展示されていました。
新型ベルシス1000など、2019年の車両の勉強などを丸一日。



このコンロッド、一本当たり20万円程します。一台につき4本必要なので、RRが他の物よりも高額なのが頷けますね、このコンロッドのおかげで最高出力が
203ps/13,500rpm
⬇︎
204ps/13,500rpm
と、同じ回転域で1psがアップするそうです。
数値では小さいですが、全体的な吹け上がりの軽やかさなど、乗ってわかる違いのようですよ。


オーストリア・Pankl社製
215,000円也


こちらは、SEバージョンの10R。サスペンションはベルシスと同じ電子制御。少し前では考えられない進化が進みますね。

お店に戻って点検作業。1985年度末製GPZ750F。
走行中に異音がして、エンジンを止めた車両。諸事情で仲良くしているお店さんからの点検依頼ですが…。



どうやら、クランクシャフトが焼きつきをおこしていると思われます。エンジン下部のオイルパンを外すと、キラキラした金属粉が大量に出てきました。


さすがに古いので、純正品の完全オリジナルでは修理出来ませんが、ゼファー750系にも発展したエンジンなので、お金はかかりますが再び走れる事も可能だと思います。


GPZは点検確認依頼だったので、このあと蓋をして依頼主に戻って行きました。なんでもスペアのエンジンはあって、積み換えるか治せるかを迷っていたそうです。

【書込:小林元】