たくさん走って、とっても汚れてしまったカワサキ・エストレヤのキャブレター。外観よりも内側の汚れが半端ないです。
使っていれば汚れはしますが、ここまで汚れるのは何か別の理由がある事だとは思いますが、今回はとりあえずキャブレターの掃除をします。
Z400FXで使っていた⦅魔法の白い粉:サンエス化学工業株のA-1⦆お湯割りにして、使えばとても効きます。
ココで意外な、キモはバキュームピストンをいっしょに洗ってしまう所です。本来ならゴム部品で高額なモノなのです。キャブレタークリーナーなどの有機溶剤を使うとふやけて伸びて組めなくなったり、酷い場合は破れたりします。触診して見た結果、汚れでふやけた感ありますが『掃除すれば、まだまだ闘える』と長年の経験が語りかけてくれます。
これ見てる同業者の方や、個人でバラしてみようかと思ってる方々、安易に有機溶剤を使用しないで下さいね。
さて、ブラシでゴシゴシとこすれば、たちどころに油汚れを分解して、オドロキの白さに!
綺麗になり過ぎて、そのまま作業続けてしまいイロイロと組み付けてしまいましたが、キレイさは伝わりますか?
バキュームピストンなど、丸ごと洗い終えたら水道水でサッと流して乾燥させれば、ほぼ完成。
バキュームピストンは完全んそうさせる際にはエアブローする時切らない様に優しく風を当てて下さい。ゴムが少しべたつくので、ウエスでゴシゴシもNG。乾いたらべたつかない様にシリコン系スプレーをかけて下さい。
こうして、掃除すると内側は油汚れのおかげで錆が発生してなくて、外側の風化が目立ちますね。
組み上げて車両につける前にもエンジンやエアクリーナーエレメントなど確認事項はありますが、それはまた後日。
【書き込み:小林元】