今でも健在です
カルメン・マキ-Carmen Maki

就職したばかりの頃、カルメンマキ&5xのライブに行くことになりました。日曜の夕方でした。
渋谷の屋根裏(1986年にクローズする前)
小さなライブハウスです。最前列のど真ん中に友達と3人で陣取り、今か今かと開演を待ちました。
Tシャツにスリムジーンズ。ロックの王道のシンプルないでたちでマキさんは現れました。
一音も鳴ってないのに、既に興奮状態。
轟音のギターがドラムがベースが。爆走機関車が走りはじめました。
友達のM田くんがいち早く爆走機関車に乗り込みました。H美さんも飛び乗りました。遅れまいと僕も飛び乗りました。
爆走機関車は轟音と共に一気に走り続けました。
マキさんはワインを飲みながら、ロックに似合う安ワイン。レゼルブの白をラッパのみです。

カッコいい!

手が届きそうな至近距離でハスキーに歌いまくるマキさん。驚異的な声量で圧倒し続けます。
気が付いたら長イスの上に全員立ち上がり、足踏みしてリズムを取りながらワーギャー騒いでましたが...突然30cm落下しました。

長イスが崩壊!

それでも爆走機関車は轟音と共に走り続けました。

正気に戻ったら、汗だくのM田くんとH美さんと僕は湯気を立てていました。水浴びをしたかのような3人は、渋谷の夜道を湯気を立てながらニコニコしながら興奮覚めずに歩いていました。
私はマキさんと風邪の虜になって、翌日の朝から38度の熱を出して会社を休みました。

私は風 (で、私は風邪)


5X/ 悪い夢 (from LIVE X)