4月にJRA阪神競馬場の話をしましたが、同じ兵庫県内には地方競馬の競馬場もあります。
兵庫県競馬組合が運営する競馬場は2つあり、尼崎市にある園田競馬場と、姫路市にある姫路競馬場があります。
園田は複数回行ったことがあるので、ここでちょっと触れることにします。
 
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園田競馬場の正面入口。
姫路は改修中のため、兵庫県競馬の開催は現在は園田のみで行われています。
 
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園田は、春~秋の金曜日はナイターで行われています。
コースは小回りで、小回りでのレースは向正面からのまくり合いになることがどの地方競馬でもよく起こりますが、園田は特にそれが顕著な印象があり、そこが面白さではないかと個人的には思っています。
 
今年3月の大相撲春場所で、園田競馬場が田子ノ浦部屋の宿舎となったことがメディアで取り上げられました。
 
園田競馬場に田子ノ浦部屋の稽古場 親方も「広くてすごくいい環境」(netkeiba.com 2019/02/21)
稀勢の里 in 園田競馬場(楽天競馬 地方競馬日替わりライターブログ 2019/03/09)
 
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当時、このようなレースも行われたんですね。
個人協賛だったそうなので、高安の後援会絡みだったのでしょうか?
 
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園田競馬場には、このように馬をあしらったユニークなシンボルマークがあります。
この、馬の顔に三本の脚を風車のように組み合わせた模様のデザインは美術家・グラフィックデザイナーの横尾忠則氏によるもので、1990年に兵庫県競馬組合10周年を記念して制作されたそうです。
横尾氏は兵庫県西脇市の出身。
ちなみに、西脇市には兵庫県競馬の調教施設「西脇馬事公苑」(西脇トレーニングセンターとも呼ばれる。)があります。
 
こうした模様は「三脚巴」(※「さんきゃくともえ」と読む、トリスケリオン・トリスケルとも呼ばれる。)と呼ばれ、古代ヨーロッパから伝わるもので現在もイタリアのシチリア州旗などで採用されているそうです。
 
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余談ですが、今年のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」の題字も横尾氏のデザインで、ここでも「三脚巴」が使われています。