前回予告の通り、兵庫県競馬の今回の変化についての【考察①】。
【考察①】∶兵庫県競馬(HUK)は、なぜ「西の大井」路線に舵を切ったのか?
⚫兵庫の「アーバン」路線転換の意味
園田競馬場は尼崎市にある。
市内の阪急園田駅から徒歩で競馬場に行くと、まさしく「住宅街の中を突っ切る」形になる。
当然、競馬の開催には「地元住民の理解・協力」が欠かせず、特に住宅街に近い場所に競馬場がある主催者は住民たちと協議を重ね理解・協力を得る努力を続けており、兵庫県競馬も例に漏れない。
特に、尼崎は兵庫県内でも「治安が…」と歴史的に言われてきた地域であり、昔は園田競馬場で暴動が起きたこともあったという。
「アーバン」による競馬場のレジャー施設化は、いわば「西の大井」路線と言える。
「東京シティ競馬(TCK)」というブランドを掲げ、「トゥインクルレース」と呼ばれるナイター競馬を全国に先駆けて開催する大井競馬は、地方競馬で最も売上が多くまさに「地方競馬の王様」。
園田も、当然大井を参考にしたところがあるだろう。
「アーバン」路線は、対地元住民においてはリスクもありうるだろう。
(※実際、北海道の北広島でもエスコンフィールドが稼働してから周辺住宅街での違法駐車問題が報道されたりしている。)
⚫短期的な狙いは「園田でのJBC開催復活」?
開催地は、地方競馬全国協会(NAR)内のJBCのための委員会で開催前年春に決まる。
2027年のJBCは、大井(2歳優駿は門別)開催がすでに決まっている。
園田は2008年に一度開催されたが、関西圏唯一のDG開催レベルの地方競馬場にも関わらず以降実施されずにいる。
姫路は2029年に80周年、園田は2030年に100周年を迎えるという。
それに合わせて「再び園田でJBCを!」という気運が起こるのは自然と言える。
2028年→20年ぶりの園田開催
2030年→園田100周年での開催
どちらになったとしても、兵庫県競馬は万々歳となろう。
(※おそらく、2029年は11/3が土曜日のため「2018年以来のJRA競馬場での開催」があり得るかもしれない。)
「アーバン」のPR活動は、JBC園田開催を目指す布石という一面も考えられよう。
次回
【考察②】∶「兵庫アーバン競馬(HUK)」によって、これから何が変わるか?
すでに変わったものも早速出てきたようで…
【考察①】∶兵庫県競馬(HUK)は、なぜ「西の大井」路線に舵を切ったのか?
⚫兵庫の「アーバン」路線転換の意味
兵庫県競馬公式サイトでは、「来場者数の減少への危機感→レジャー施設化&地域密着の強化」を強調している。
園田競馬場は尼崎市にある。
市内の阪急園田駅から徒歩で競馬場に行くと、まさしく「住宅街の中を突っ切る」形になる。
当然、競馬の開催には「地元住民の理解・協力」が欠かせず、特に住宅街に近い場所に競馬場がある主催者は住民たちと協議を重ね理解・協力を得る努力を続けており、兵庫県競馬も例に漏れない。
特に、尼崎は兵庫県内でも「治安が…」と歴史的に言われてきた地域であり、昔は園田競馬場で暴動が起きたこともあったという。
その記憶が、地域の住民には長年刻み込まれているのだ。
(※それでも、再開発により今は改善傾向との声もあるようだが…)
地方競馬はその地域の財政に寄与する目的で主に自治体が法律上特別に開催を認められたものである。開催に地元住民の理解・協力を得られなければ、いくら自治体の財政を潤しても本末転倒となる。
実際、ある競馬ライターの記事によれば、園田競馬場の夏季ナイター開催は2012年からだが、開催決定が報道された当時は一部の地元住民と揉め、主催者と住民側による話し合いの結果「金曜のみナイター」での合意に落ち着いた…とされる。
競馬開催には、やはり地元住民の理解・協力は避けて通れないのである。
「アーバン」による競馬場のレジャー施設化は、いわば「西の大井」路線と言える。
「東京シティ競馬(TCK)」というブランドを掲げ、「トゥインクルレース」と呼ばれるナイター競馬を全国に先駆けて開催する大井競馬は、地方競馬で最も売上が多くまさに「地方競馬の王様」。
園田も、当然大井を参考にしたところがあるだろう。
「アーバン」路線は、対地元住民においてはリスクもありうるだろう。
(※実際、北海道の北広島でもエスコンフィールドが稼働してから周辺住宅街での違法駐車問題が報道されたりしている。)
それでも、「人気の少なさによる治安リスクよりは、人の流れが多い方がマシ」という判断かもしれない。
こうした経緯を知れば、主催者側の説明はうなずけるところはある、が…
⚫短期的な狙いは「園田でのJBC開催復活」?
JBCは、年に一度の「地方競馬の祭典」と呼ばれ、選定された各地の地方競馬場で開催される。
(※ただし、地方重賞の中でもJRA勢も出走する「ダートグレード競走(DG)」が開催されていない競馬場(例、水沢・笠松・姫路)はJBCの開催地になっておらず、いわば「不文律」の状況と言える。)
現在は、JRA(中央競馬)と開催日がかぶらない祝日の11/3もしくは振替休日の11/4に開催日が固定化され、当日は地方競馬でも屈指の売上となる。
開催地は、地方競馬全国協会(NAR)内のJBCのための委員会で開催前年春に決まる。
2027年のJBCは、大井(2歳優駿は門別)開催がすでに決まっている。
園田は2008年に一度開催されたが、関西圏唯一のDG開催レベルの地方競馬場にも関わらず以降実施されずにいる。
姫路は2029年に80周年、園田は2030年に100周年を迎えるという。
それに合わせて「再び園田でJBCを!」という気運が起こるのは自然と言える。
2028年→20年ぶりの園田開催
2030年→園田100周年での開催
どちらになったとしても、兵庫県競馬は万々歳となろう。
(※おそらく、2029年は11/3が土曜日のため「2018年以来のJRA競馬場での開催」があり得るかもしれない。)
「アーバン」のPR活動は、JBC園田開催を目指す布石という一面も考えられよう。
次回
【考察②】∶「兵庫アーバン競馬(HUK)」によって、これから何が変わるか?
すでに変わったものも早速出てきたようで…