ザ・ロイヤルファミリー。

競馬ファンなので、何だかんだでこのドラマは見ている。
同名の原作小説がJRA馬事文化賞を受賞している。
(※以下敬称略)

今日は、東京競馬場でジャパンカップ。
この日まで、場内ではザ・ロイヤルファミリーの企画展示が行われていると言う。
当日券では入場できないが、現地は昔ほどではなくてもかなりの人だかりだろう。

このドラマの主なキャストの顔ぶれを見ると、ざっくりだが「ある法則」が見えてくる。

①「JRAのCM」
②「北海道」
③「TBS」

つまり、出演俳優陣が「過去にこれらのうちのどれかをテーマとする映像作品に出演していた」経験を持つ者で多く固められていることに気付く。

例えば、記憶を辿ったり改めて調べると…

妻夫木聡、佐藤浩市はかつてJRAのCMに出演していたから①に該当する。
今週の第8回から出演する中川大志も①だ。

さらに、佐藤はかつて映画「雪に願うこと」に出演していた。
これは、北海道帯広の「ばんえい競馬」が舞台であり、佐藤は調教師役を務めていた。
だから②にも該当する。
ちなみに、この映画はJRA馬事文化賞を受賞している。

さらに、中川大志・中嶋朋子が②に該当する。

中川は北海道十勝が舞台のNHK朝ドラ「なつぞら」が記憶に新しい。

中嶋と言えば、何と言っても北海道富良野が舞台のフジテレビ「北の国から」の蛍役だろう。
JRA馬事文化賞の第1回(1987)受賞作品は、宮本輝の小説「優駿」。
この小説は受賞の翌1988年に映画化されたが、映画の監督が「北の国から」の演出を担当した杉田成道で、映画はフジテレビ制作・JRA全面バックアップで「北の国から」俳優(田中邦衛・吉岡秀隆ら)も軒並み出演している。
しかし、映画「優駿」の出演リストに何故か中嶋の名前が無い。
この辺りも、今回のキャスティングの伏線になっているのかもしれない。

小泉孝太郎・黒木瞳は過去にTBSドラマに主演経験があるので③に該当する。


ドラマも予告で「いよいよ最終章!」とクライマックスを煽るが、おそらく今週も含めてあと3回か。

今回は新キャラとして中川が登場するが、残りの回で①〜③に該当する俳優の追加出演(友情出演含む)がまだ控えているかもしれない…と予想している。


仮にだが、本当にあるとすれば…

◎小林薫
◯佐々木蔵之介

この辺りはあり得るかもしれない。

小林は、日本中央競馬会の愛称がJRAになってからの最初のCMキャラクターだった。

(1988~89年。2002年にも妻夫木聡・永瀬正敏と共演。)

TBSドラマでは、近年では「深夜食堂」の主演を務め、さらには、ドラマ主題歌担当の玉置浩二とは1989年の「キツイ奴ら」でダブル主演だった。

当時以来の玉置との『共演』がドラマで実現すれば、芸能ニュースでも話題になるだろう。

今年、BS−TBSで「キツイ奴ら」が再放送されたのも…もしかしてこの布石?

さらに、小林はJRAの馬主でもある。

何らかの登場はあり得るかもしれない。

(昔のCMのように、有馬記念で妻夫木に「GOOD LUCK!」とサムズアップ?)


佐々木は現在のJRA・CMキャラクターであり、かつてTBSドラマ「ハンチョウ」の主演も務めた。

京都出身で、京都競馬場100周年アンバサダーも務めていることから、もしもロイヤルファミリー号に京都のGⅠ出走シーンがあれば、ライバル的存在の役などでの登場はあり得るかもしれない。

(京都GⅠのプレゼンター役…の線もありか?)




今日はジャパンカップだが、近年はロンジンが協賛している。

数年前、ロンジンのアンバサダーをモデルのUTAが務めたことがあった。

正直、最初「誰?」だったが、調べると
「本木雅弘の息子」と分かって全て合点が行った。

本木は、かつてJRAのCMキャラクターを務めていたのを思い出した。(共演は鶴田真由)




世の中、どんな物事も過去からの繋がりや積み重ねで成り立っているのを痛感する。
ドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」は競馬を軸にした人間ドラマだが、
現実世界も、人間ドラマの過去からの繋がりや積み重ねが必ず影響する一面があることを意識して暮らさなければならないのだろう。