(FRIDAY)
若者の苦しみを考える | 銀ちゃん先生の教育BIG CONTAINER (リンク)
に書いたように、私は、若者の苦しみの元の元を探っています。
それが分かれば、解決策も分かるからです。
先日、書いたように、所属基盤社会(affiliation-based society)が
日本社会の仕組みを「集団主義」などより、ずっと正確に表していると思います。
所属 → 安定・保護の約束 → 協調行動
この所属という基盤があるからこそ、
「外」と「うち」という概念が生まれます。
制服好きも起こります。
北欧の社会保障にも憧れます。
私が知っている限り、日本ほど「所属」を重視する国は少ないです。![]()
今日は、いつから、この基盤が緩んでしまったかを、書きます。
皆さんが知っていることだけど、
それが、所属の概念を崩したことに気付いていないかも。。。
- 1985 Plaza Accord (アメリカからの要求でドル安にする)
- 円が上がりすぎて、パニック(輸入品が安すぎる+輸出が難しい)
- 円を発行しまくる+大会社は外国に移る
- 銀行はお金を借りてくれないと利子も払えない
- リスクのある土地の値段上昇に頼ったローンを勧めまくる
- バブルが起こる
- 借金を返せなくなる
- 中小企業が倒産(自殺者急増:32,863人by1998)
- 大会社はあらゆる手を使い人員を減らし、終身雇用をやめたがる(就職氷河期)
- バブル崩壊 ($14.5 trillion = GDP の3倍の資産が失われた
) - 政府は銀行が破綻するのをしばらくの間防ぐ=>ゾンビ―状態
- しかし1997-1998で多くの金融破綻が起こる
- 大会社の多くは「守り」の時代に入る
- 中小企業は生産力を上げる改善資金がない
- その間に政治家を絡んだあらゆる汚職が起こり、その対応に追われる(覚えていますか?)
=> 失われた(守りの)30-35年
=>国民(特に経営者または、会社員ら)の多くは
「もう、政府、会社、銀行などは、我々を守ってはくれない」
と気付くが、どうもできない。
=>主婦らは、疲れ果てた主人が、家族を守ってくれない事に気付くが、
パートに出るくらいしかできない。
その間に、世界は、グローバル化とデジタル化に突進。
「上」が、世界規模で戦わねば、取り残される時代になる![]()
=>所属することで、安定と保護を得られる時代ではなくなる。
=>国民は、自分で自分を守らなければならない時代。(自己責任)
周りの人は皆、ライバルの時代。
しかし、協調行動で生きてきた国民には
「蹴落として上に上がる」と言うより
「みんな一緒に我慢するべき」となり、
出る釘も迷惑をかける人らも叩かれる。![]()
そういう社会では、
- 不安とイライラと「人の目恐怖」がまん延する。

- 人間関係に疲れて、孤立を好む。

しかし、バブル崩壊前から生きている大人達は今でも「所属基盤社会」を
望んでいる。と言うか、それしか、知らないのかもしれない。
- いつか、もと道理になると願って今でも、受験主義+大会社と唱え、教育現場では、協調行動を前よりも促し、秩序を保とうとする。
- だから「上」とも戦わない。もしかすると、戦って「出る釘」になるのを恐れているのかもしれない。
次の記事を書く前に、皆さんに考えてほしいんです。
この大人社会の状態を見て育った若者達は、
どう感じているでしょう![]()
想像してみてください。