メロンパンの襲撃・獸木故郷に帰る | 獸木野生Official

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Blog by graphic novelist / Movie maker Maxine-Yeasty Kemonogi.
漫画家・映画監督獸木野生のオフィシャル・ブログ。著作PALM(パーム)、映画AppleEyeシリーズ。
ペット、アニマルライツ・コミュニティAID活動、旅行記他。



あんまり信心深いとは言えない獸木....しかし最近スピリチュアリズムに強いAIDの仲間や、あの紫水さんとかに色々教えていただき、出身地の神社は産土(うぶすな)神社と言って、どこに引っ越してもその人を終生守ってることを知ったので、そんなに永きに渡る守護のお礼をしに、締め切りあとのお休みに里帰りすることにした。

実は今住んでるとこから全然遠くないのだが、行動半径から一駅くらいビミョーにずれてるため、長らくご無沙汰だったのである。

今回はいい機会なので、獸木の育ったあたりをちょっとご紹介しよう。


・獸木野生(けものぎやせい)についてはココ:
http://www.magiccity.ne.jp/~bigcat/index2.html




獸木は山手線沿線の大塚で育ち、15歳の終わりくらいまでそこに住んでいた(以降は池袋)。
ちなみにあちこちのプロフィールの中には新宿生まれと記載があるところもあるが、これは出生地で間違いではない。


大塚とか池袋とかは、みんなにとってはただの街だと思うが、幼少を過ごした獸木にとっては不思議で素晴らしい遊び場のいっぱいあるワンダーランドのような場所。

建設ちうの結婚式場ビルや怪しい石置き場、怪しい路地と路地のあいだの道なき道なんかが、みんな子供のものだった素敵なところなのだ。


もちろん今ではビルが乱立してその頃の面影はほとんどないが、神社へ向かう商店街のこんなあたりはちょっと当時を彷彿させる。


この辺りは昔、神社に続く市場だったんだよ。





そして神社!
ちなみに名前は天祖神社
 
・大塚天祖神社:
 
 
とっても綺麗で明るい感じの神社だ。最近は都電沿線の神社巡りなんかも流行ってる?らしいので、都電散歩の際はぜひ行ってみてね。





境内には「縁結びの銀杏」という雌雄一対の大きな樹齢600年のイチョウの木があって、確か獸木が子供の頃はこの木の間がひらけていて、市場から神社に出入りできた・・・気がする(真相不明)。

 
幹が黒く焦げてるが、第二次大戦の空襲で被災したのが枯れずに蘇ったそうだ。大塚近辺は東京大空襲の次に大きな空襲があったところだと聞いているので(真相未確認)、なんだかすごいことだ。

きっと不滅の愛的なご利益をいただけることだろう・・・


・「縁結びの銀杏」のことはこちらのブログに詳しく載ってました:
https://blog.goo.ne.jp/arare_002/e/f06ecfe71218ff23a595b784df475921


 
 
 
 
 
 
何の神様かも存じあげなかったが、こういう神様だった。


 
 
 
でもって
市杵島姫神という芸術に御利益のある神様も祀られていた。


やったあ!


きっと子供の頃から支えてくださっていたであろう芸術の神様にももちろんお礼参り!




必勝とか恋愛成就とかの神様もおいででした。

 
 
 
 
獸木の大好きな黒馬の絵馬も!!!

これはご祈祷した人だけがもらえる特別な物らしい。




参拝を終え、昼時を過ぎてたので神社の周りを蜘蛛の巣状に囲っている商店街を回って、とりあえずゴハンを食べるところを探す。
手作りハンバーガー屋さんとか、お客さんが並んでるトンカツ屋さんとか、マンモスなんとかとか、ガッツリ系グルメなお店から和食、エスニックまで、面白い食べ物屋さんがたくさん。どこの店もランチで賑わっていた。
いつの間にこんなグルメな界隈になったのか⁈
 
謎の病気で体質強制改革が行われた後、食べ物摂取量が大幅に減ってしまった獸木は、グルメ度にビビって数々のお店の写真を全部撮り忘れ、その中からがっつり度ハードルが少しでも低そうな月夜野というイタリアンレストランに入って、久しぶりーにパスタをいただく。
 
 
 
エビとアボカドのトマトソース!
 
これでも獸木にはハードル高くて、だいぶパスタを残してしまったが、とっ〜てもおいしかったです。
外にも2つくらいテーブル席がある、雰囲気もサービスもナイスなお店。
ランチは飲み物とサラダがついてたよ。
 
 
食事のあとも、懐かしさに景観がすっかり変わった神社周りの商店街をウロウロしていた獸木。
そこでありえないモノに大遭遇することに.....


前置きとして言っておかねばならないが、獸木には嗜好的にどうしてもどうしてもどうしても食べられない、絶対絶対絶対キライな食べ物の代表のような食べ物が、世の中にたったひとつだけある。

言ってみれば食べ物の中の宿敵みたいなヤツだが、それは.....


メロンパン‼︎


何でそんなにキライかというと、元々キライなのに幼稚園の給食に毎週木曜日必ず現れたから(曜日によって同じメニューだった)。

 
今はどうだか知らないが、給食残すと食べるまで残される時代だったから、因縁は深い。




そして久しぶりに戻った故郷で獸木を待ち受けていた、ありえないもの….



メロンパン専門店‼︎




ぎゃー‼︎‼︎


お店中メロンパンの文字だらけ!
しかもエックスクラメーションマークで強調されてるぞ‼︎

「メロンパンが美味しい店」とかならともかく、メロンパン・オンリーの専門店とは〜
まさに因縁の対決‼︎


きっとメロンパン好きにはたまらない人気店なのだろう....
すごすぎる…..
お好きな人は是非どうぞ。絶対メロンパンの聖地か何かだぞ。




まるで西部劇のような展開に盛り上がったところで、こんどは大好きだった都電荒川線に乗ってみることに。


そう、大塚といえば都電!!


写真はないが、入り口に交番のある山手線大塚駅のガード下が都電の駅で、この駅は獸木の16歳年上の兄ちゃん(ハーフ・ブラザー)が、通行妨害してからんできたチンピラを、交番のお巡りさんが必死に走って止めに来たのも間に合わないスピードでノックアウトしてしまったという伝説がある場所だ。

ちなみに止めに来ようとしたお巡りさんは、ちょいワルだった獸木兄とは顔見知りで、兄ちゃんよりチンピラさんの身を心配して駆けつけたらしい。



いつもは獸木の中学のあった巣鴨方面へ行くのだけど、今回は逆の早稲田方向へ。

お家とかがスレスレで楽しい!

昔はもっとスレスレだったんだよ。



そして最近は観光名所になってらしいる鬼子母神にもお参りして、そこでのんびりしようと、鬼子母神前駅で下車すると、降りたところになんと・・・・



「おいしいメロンパン」の店

 
 
 
 
外はカリカリ、中はもっち〜り。
冷めても次の日でも
おいしいメロンパン!!



 
 
 
・・・わかりました。


くそう、こんなところにまで宿敵メロンパンの魔の手が伸びているとは.....
獸木の故郷は完全にヤツの手に落ちていたらしい.....(涙)
 
 
 
 
気を取り直して鬼子母神に向かうと、入り口に続く並木道からすでにいい感じ。
 
 
 
 
鬼子母神は安産と子育の神様だというので、子供の幸せを感謝。
子授け銀杏というのもあって、子供が欲しい人がお参りするのにいいらしいよ。
 
 
 


鳥居を一周してお参りできる立派なお稲荷さんも。
 
 
 



 
 
そしてお参り後、気になった境内の駄菓子屋さん。
 
境内に駄菓子屋ってあんまり見たことないが、後できいたら江戸時代からあるお店らしい。
 
 


 
そしてさらに気になったリアルな猫ハガキ
 
お店のおばちゃんに聞いたら、おばちゃんの飼ってた猫の一松とふみちゃんだそう。絵はお友達がパソコンで描いてくれたんだって。
 
他に背中に白い十字架模様のあるイケメン茶トラのアブラハム(拾った時ガソリンらしき油まみれだったのと、聖書の登場人物からつけた)という猫もいたらしい。
 
 
 
 
エピソードが面白かったので、思わずふみちゃんキーホルダーをゲット!
 
 
 
 
 
おばちゃんにお写真をお願いすると、「いいよ!」と即答だったので、日本の方にしてはノリがいいのう〜と思ったら、おばちゃんはすでにネットで有名人で、海外から会いに来てくれる人もいるスターだった !
 
 
 
 
平日だったけど、鬼子母神は上品な10人くらいの団体さんがツアーでやって来ていたり、天祖神社も入れ替わりたちかわりサラリーマンや地元の方らしき人や、女子二人連れとかがお参りしてて、楽しい雰囲気。
お参りのおかげで天気も良くて、あったか気分ののんびり里帰りをさせていただきました。
 


都電荒川線の旅は大塚から庚申塚方面へ行って巣鴨や飛鳥山公園を回るのも楽しいので、いつかのんびりお散歩してみてね。巣鴨は平日も賑やかだが、縁日の日、飛鳥山は春のお花見もオススメだよー