細胞の自殺
apoptosis(アポトーシス)
『染色体や遺伝子の損傷が大きければ、細胞は自ら死を選んでいく、消えていく。
放射線によって、細胞組織が影響を受けた時の最も顕著な変化というものがapoptosisと言われてます。』
関根一郎(長崎大学教授・原研施設長)
アポトーシス
細胞の自殺と呼ばれる現象。
一定以上の放射線を浴びると、細胞分裂の活発な若い細胞ほど傷を受け、人体の再生を不可能にする。
被爆者の染色体はバラバラに千切れ、形も様々にゆがんでしまう。
1999年東海村で起こった臨界事故。
大量の放射線を浴びた作業員二人が死亡。治療にあたった医師は「現代医療の限界を超えている」と発言した。
『細胞の容積が、細胞が死んでいきますので、組織の容積が小さくなります。小さくなる。
顔も小さくなる、目も小さくなる、口も小さくなる、全てが小さくなる。
という、本当に筆舌に尽くしがたい様な状態になりました。
あらゆる組織が、放射線による影響を受けて変化していくのを目の当たりにするとですね、あの本当に人間の無力さというものを如実に物語っているようで、そこには何か人間を超えた様なものがあるなと。』
治療にあたった前川和彦(東京大学名誉教授)
1945年8月6日
人間の想像力を超えた破滅の世界が広島に現れた。
『絶対的な苦しみ、悲しみですよね。そこから出てくる言葉はやはり強いというか、もうこれはあらゆる真理を超えた真理だと思うんです。ですからもう、その方達を伝える事がその方達の供養になるという問題じゃないんだと思います。
記憶して蓄えて、それを色んな人に「こういう事が起きたんですよ、地獄の様相はこうだったんですよ」っていうことを、やはり徹底的に語っていく使命を人類の歴史から背負わされたっていう風に。
後世が何もしなかったら、ただの犬死にですよね。やっぱりこれは我々の、20世紀後半に生きた人間の共同責任ですからね。』
井上ひさし
出典 NHKスペシャル『ZONE 核と人間』(2005年放送)より
『染色体や遺伝子の損傷が大きければ、細胞は自ら死を選んでいく、消えていく。
放射線によって、細胞組織が影響を受けた時の最も顕著な変化というものがapoptosisと言われてます。』
関根一郎(長崎大学教授・原研施設長)
アポトーシス
細胞の自殺と呼ばれる現象。
一定以上の放射線を浴びると、細胞分裂の活発な若い細胞ほど傷を受け、人体の再生を不可能にする。
被爆者の染色体はバラバラに千切れ、形も様々にゆがんでしまう。
1999年東海村で起こった臨界事故。
大量の放射線を浴びた作業員二人が死亡。治療にあたった医師は「現代医療の限界を超えている」と発言した。
『細胞の容積が、細胞が死んでいきますので、組織の容積が小さくなります。小さくなる。
顔も小さくなる、目も小さくなる、口も小さくなる、全てが小さくなる。
という、本当に筆舌に尽くしがたい様な状態になりました。
あらゆる組織が、放射線による影響を受けて変化していくのを目の当たりにするとですね、あの本当に人間の無力さというものを如実に物語っているようで、そこには何か人間を超えた様なものがあるなと。』
治療にあたった前川和彦(東京大学名誉教授)
1945年8月6日
人間の想像力を超えた破滅の世界が広島に現れた。
『絶対的な苦しみ、悲しみですよね。そこから出てくる言葉はやはり強いというか、もうこれはあらゆる真理を超えた真理だと思うんです。ですからもう、その方達を伝える事がその方達の供養になるという問題じゃないんだと思います。
記憶して蓄えて、それを色んな人に「こういう事が起きたんですよ、地獄の様相はこうだったんですよ」っていうことを、やはり徹底的に語っていく使命を人類の歴史から背負わされたっていう風に。
後世が何もしなかったら、ただの犬死にですよね。やっぱりこれは我々の、20世紀後半に生きた人間の共同責任ですからね。』
井上ひさし
出典 NHKスペシャル『ZONE 核と人間』(2005年放送)より