格上げ初戦の前走はオープンに挑戦して6着に沈んだルディック。相手強化と長い直線もあって仕方なかったという結果でした。巻き返しを狙う今回は勝ち上がった1400m。除外になることもなく出走に漕ぎつけてここは勝ち負けと思っていました。馬体重は前走からマイナス4㎏の512㎏。一頭強敵がいましたので2番人気に支持されていたのですが…

 

<ルディック>

6/22 京都8R 3歳上1勝C 5枠10番 幸騎手 2番人気 7着

24/6/22  高野厩舎

22日の京都競馬では道中は中団に控える形でレースを運ぶが、終始進みが良くなく、直線に向いてからも伸び切れず7着。「今日は前の位置にこだわらず、いつもよりじっくり運ぶようにしました。道中はキックバックをかなり嫌がっていて、向こう正面で外に出していったのですが、馬の気分が乗らなかったようで、思うように伸び切れませんでしたね。もっとスーッといい位置を取って砂を被らないように運ぶ形が理想なのかもしれません。うまく乗れず申し訳ありませんでした」(幸騎手)「前回がハイペースの逃げで苦しくなったので、今回はゲートを出てガツンと行かせるのではなく、リズム重視で進めようという話を事前にしていました。キックバックを受けるポジションに入ったものの、外に出してからの走り、そして3コーナーから上がっていく雰囲気も良かったと思います。ただ、最後まで止まらずジリジリと頑張ってはいるのですが、直線の伸びは正直物足りませんでしたね…。現状ではスッと先行して粘り込む形のほうがいいのでしょうか。このような結果となり申し訳ありませんでした」(高野師)前走はマイルの厳しい流れで先行して苦しくなりましたが、自己条件、そして距離短縮で巻き返しを期待して送り出しました。キックバックの影響から進みが悪く、直線も思ったほど脚を使うことができなかった印象ですが、スムーズな形なら巻き返しは可能な馬ですから、次走でまた改めてという思いです。この後は馬体を確認してから検討していきます。

スタートは悪くなかったのですがあえて先に行かなかったのか中団に付けての競馬になりました。外目を回って直線に向きましたが目立った伸び脚を見せることもなく掲示板外の7着。ここは最低でも馬券圏内と思っていたので期待からすると残念な結果でしたね。安定して走っていた未勝利時代も鋭い脚を見せるというタイプではありませんでしたから、現状ではある程度前に行かないとダメということかもしれません。この後中京が始まるまではダートでは適距離がないのですが、そこまで間隔を空けるのかそれとも違った条件を選択してくるのか、陣営の選択には注目されますが何とか次走は巻き返してもらいたいものです。