社台・サンデーの応募が締め切られた翌日、比較的ハードだった仕事を終えてプライベートのPCを見てみたら、非常に残念なニュースが飛び込んできました。

 

<ヴィクトリアドール>

2024年06月21日 函館競馬場

昨日の追い切り後から右前脚の膝裏に熱感が生じました。患部を冷やしても解消されてこなかったためにエコー検査を受けた結果、屈腱炎を発症していることが判明しました。屈腱炎は回復に時間を必要とするだけでなく、再発の心配も大きな競走馬にとって致命的ともいえる疾病です。特に本馬の場合は、膝裏から球節部にかけて縦の広範囲に渡ってダメージを負っており、程度としても重いものでした。まだ3歳といえども、この症状での現役続行は極めて難しいと判断し、奥村豊調教師と相談したうえで本馬をこのまま引退させることにしました。出資会員の皆様には、出走を翌週に控えた時に突然の残念なお知らせとなってしまいましたが、本馬の状態をご賢察いただき、何卒ご了承賜りますようお願い申しあげます。引退に関する事項を記載した「ご出資馬の運用終了に関するご案内」を後日郵便にてお送りいたします。

前走の矢車賞は直線で競走中止。現地で見ていましたが特に脚元等に異常が見られたわけではなく、帰厩後北海道に移動して休養の見込みでしたが、特に問題なさそうだったので来週の出走を目指した矢先の屈腱炎発症。思えば前走途中で止まってしまったのも何かしら見えないところで、ダメージがあったのかもしれませんね。

昨年の札幌のデビュー戦はクラシックでも善戦したアーバンシックに惜敗。2戦目に順調に勝ち上がった時には希望溢れる将来が期待されたものでした。その後中央場所に戻ってからは輸送がダメなのか、パドックからいれ込みが酷く力を出せないまま大敗続き。ついにはあ前走は完走できず、北海道に戻すという判断は仕方なかったかと思います。結果論ですが早々と復帰を目指さずゆっくりリフレッシュしていれば良かったのかもしれませんが、昨年好走していた北の地で復活させたかったという思いも十分わかります。しかしなぁ、まだ3歳。初年度から結果を出しているスワーヴリチャード産駒だけにここで引退というのは非常にショックです。もちろん奥村調教師はじめ実際に携わってきた関係者の無念は私以上のものがあるでしょうから、責める気持ちにはなれません。本当に残念ですがまだ繁殖の道はあるので将来いい仔を生んでほしいです。

これでとうとう40口の出資馬は去勢手術を受け休養中のオーシャントライブだけになってしまいました。今年の1歳募集もおそらくハズレでしょうし、いいよ40口撤退の出口が見えてきた感じがする一日でした。