前走で障害に挑戦するも飛越が今一つで大敗したオールフラッグ。転向を完全にあきらめたわけではないのかもしれませんが、今回は平地に戻っての出走でした。東京10Rの夏至S。馬体重は前走と変わらずの488kgでパドック解説では「前回使ってキビキビした面が出てきていて状態は上向いている」とのコメントでしたが、人気は全くありませんでした。

 

<オールフラッグ>

6/9 東京10R 夏至S 5枠10番 内田博騎手 13番人気 13着

24/6/9  奥村武厩舎

9日の東京競馬では五分のスタートを切り好位からの競馬。そのまま直線へ向かい追い出すが、前との差を詰めることができず13着。「スタートはまずまずで、前目の位置を無理なく取ることができました。ただ、いざ追い出しても前にグッとはききれずにいましたね…。スタッフさんからも“ちょっと重かった”と聞きましたし、そのあたりが影響したのでしょう。何とかまた良い走りをさせてあげたいと思っていたのですが、期待に応えられずに申し訳ございません」(内田騎手)前走後の回復が早く、体調が良いことから改めて平地のレースへ向かいました。陣営からはストライドの伸びがもうひとつということで、そのあたりがどう影響するかと思いながらのレースではあったのですが、残念ながらガラッと変わったような走りを見ることはできませんでした。ただ、スっと好位につけることはできていましたし、いくらか進展はしているのかなと思えますので、この経験が活きてくれればと願っています。この後についてはレース後の状態をよく確認してから検討していきます。

好スタートから好位4~5番手につけて4コーナーまではほぼ理想的な競馬。直線は真ん中に持ち出して追われますが、徐々に失速してしまい13着という結果に終わっています。適性と思われる1300~1400mからすると距離も少し長かったということもありますが、現状このクラスは少し荷が重いかと思わせる一戦でした。今後というとこのクラスでは中1週の京都に1400mのレースはありますが、その後しばらく適鞍は見当たりませんので陣営はどういう選択をするのでしょうね。個人的には今回ある程度前に行けましたから、ここら辺で地方への転籍を考えてもいいのではないかと思っています。現状で頭打ちとは言えまだ5歳で元気なようですから、環境を替えればまだまだ変わってくる可能性もありそうです。さてクラブ・厩舎はどう考えていますかね。