昨日と違いちょっと不安げな天気だった京都競馬場。6Rのパドックに行ったときにはごく僅かですが雨粒が落ちてきました。ただその時は最終レースの時間にあんな大雨になるとは思っていませんでしたけど。中2週での参戦になるラフォンテーヌの馬体重は前走比マイナス10kgの464kg。多少絞れたということもあるのでしょうが、それより周回を始めてすぐにはテンションが高く、それが治まったころには逆に落ち着きすぎて覇気がないように感じられたのが不安でした。

前走はブービー負けだったのですが単勝人気の方はそれでも真ん中あたり。上りが最速だったということもあり変わり身が見込めるかもという評価だったのかもしれません。(それでも50倍は越していましたが)

 

<ラフォンテーヌ>

6/2 京都6R 3歳未勝利 8枠15番 小坂騎手 8番人気 5着

奥村豊調教師 レース後コメント

「まずはじめに小坂騎手が追い通しで酸欠状態で戻って来て、レース後は横になっておりますのでコメントは代わりに自分からさせていただく事をご了承下さい。スタートは出ましたがゲートが開く直前で、両前脚を開いて外に飛ぼうとしました。それでも2歩目が速いので上手くカバーしてあの位置に取り付ける事が出来たのだと思います。正面スタンド前で前回にはなかったキックバックを少し受けた影響か、1コーナーで外に飛んで行きそうになり膨れましたが、何とかリカバリーして先団に戻して行きました。ただ、やはり終始外に気が向いていて、そこからはステッキを入れながらの追走でした。1番外を走っていて、距離も1番長く走っていたので、最後は止まるかなと思いましたが、直線でも伸びて来ており、しかも舌を出しながらですので、まだギアは隠しているかもしれません。今回は、デビュー戦の反省を活かして、しっかりと競馬に参加させる事を最優先課題と考えてレースに臨みましたが、それはクリア出来たのかなと思います。我が強く教えるのも大変ですが、ちゃんと学習してくれて1歩ずつ確実に階段を登ってくれていると思います。馬も今日は良く頑張ってくれました」

大きく出遅れた前走と比べると今回は普通に出てくれました。1コーナーで膨れるような素振りがあり、その後も外々を回る感じで距離的なロスは相当あったと思うのですが、直線入ってからは一瞬外から一気に交わしてしまうのではないかと思わせる勢いもありました。さすがに最後は息切れした感じはありましたが何とか掲示板を確保し大きな前進となりました。母は1800mまでこなしたとはいえヘニーヒューズの産駒ですから本来はもう少し短い距離の方が向いているはず。ゲートとエンジンのかかりが遅いとのことで今回は1900mの選択でしたが、今日のような感じであれば短距離でも大丈夫ですかね。それにしても鞍上が酸欠状態になるほどズブいとは。この経験を経てもう少しスムーズに行く気を見せてくれれば、勝利への道も見えてくるのかもしれません。この後一息入れるのか続戦するのかはまだわかりませんが素質は見せてくれたと思うので、何とか勝ち上がらせてもらいたいですね。とりあえず今日のところは小坂騎手にお疲れさまと言いたいです。