前走のダービー卿CTでは大差のブービー負けを喫してしまったグランデマーレ。一頓挫した後で仕方なかったかもしれませんが、今回は現時点では最適と言える1400m。人気はありませんでしたが内心少し期待はしていました。馬体重は前走と変わらず502㎏。GCのパドック解説では「前走よりは集中力がある」というコメントでした。

 

<グランデマーレ>

5/11 東京11R 京王杯SC 4枠7番 津村騎手 11番人気 9着

24/5/11  藤岡厩舎

11日の東京競馬ではゲートを出たなりに道中中団を追走する。いい手応えで直線へ向かえたが、最後まで前が壁になってしまい9着。「以前勝たせていただいた時も具合は良かったですが、今日も返し馬、ゲート裏と雰囲気が良かったです。道中に関してもリズム良く折り合えて、凄くいい手応えで直線へ向かえましたが、そこからでしたね…。進路があれば良い脚を使ってくれただろうなと思える走りだっただけに、上手く導けず申し訳ございません」(津村騎手)「今日はG2とメンバーが揃っていましたが、昨秋に結果を残せている東京1400m戦は条件的に大変魅力的でしたし、同じジョッキーを背にここでどのようは走りを見せてくれるか期待して送り出しました。今回は調教の時からいい意味で大人しくリズムを整えやすくなっていて、競馬でもその通り、しっかり折り合って脚を溜められていましたね。それだけにスペースがあればと悔しい気持ちですが、これも競馬ですからね…。結果は申し訳ございませんが、直線スムーズならと思わせる走りはできているで、また次、頑張りたいです」(藤岡師)道中のリズム、折り合いはポイントの馬ですが、今日は落ち着いて追走できていたように思えます。直線はスペースがなくしっかり脚を使えず悔しい限りですが、競馬の内容は前走より確実に良かったですから、次走はスムーズに力を発揮していい結果を期待したいところです。今後はレース後の状態を見てから判断します。

前々走リステッドで同じ条件、同じ騎手で勝っていましたが、その時のタイムよりこの馬自身早いタイムを出していますから仕方ないかもしれません。ただ今回は騎手、調教師のコメントからスムーズに行ったというわけではなく、現在の力を全て発揮できたというわけではないでしょう。それでいて勝ち馬から0.7秒差ですからまだまだ条件次第では十分通用するかと思います。レース後特に状態に問題ないのなら中一週で安土城Sに使ってほしい気もしますが難しいですかね。