今週末は京都で天皇賞、来週からはダービーを頂点として5週連続で東京でG1といよいよレースが盛り上がっていく一方で、社台・サンデーでは募集馬リストが発表され、その他のクラブでもツアーの案内がされるなど、1歳馬の話題も結構出てくる時期。今日は久々に当歳で出資したダーファイトの1歳馬の近況を。

 

<Glad-8=パイロ×ナリッシュ 牡>

2024年4月月報

4月中旬現在、ナカノファーム分場で夜間放牧が行われている。中野将大代表は「平田調教師には、冬の間もこまめに牧場へ足を運んでいただいてましたが、今日初めに来場された際の第1声が『大きくなったなぁ』でした。全体に身体が大きくなって馬体には幅がしっかりとあります。ただ、ガッシリしたタイプを出す母の仔としては、身体をスッキリと見せるタイプですね。ダート馬らしい身体つきの中に感じられる軽さと力感の絶妙なバランス感が、この馬の特徴だと思います。そして、現状でもだいぶ力が強くなっていますが、これからまだまだパワーがついてくると思います」とのことだ。4月2日の馬体重は389キロ。

<Glad-9=サートゥルナーリア×ココロノアイ 牝>

2024年4月月報

4月中旬現在、酒井牧場分場で夜間放牧中。酒井一馬代表は「暖冬で、結局、ひと冬夜間放牧を継続しました。馬体は冬毛がまだ残っていますが、このひと月でも順調に成長し、特に上背が出てきましたね。相変わらず馬は元気で、放牧地ではバネを感じさせるいい走りしますし、時折、母譲りの気の強さを覗かせます。やはり、競馬場へ行ったら悍性の強い面が出てくるかもしれませんが、過度でなければ、それは競走馬として向かって行く強さとなって、本馬の持ち味になると思います。また、立ち姿撮影の際もごく短時間でポーズを決め、そのまま我慢ができる賢さがありますよ」とのことだ。4月上旬の馬体重は386キロ。

2歳馬ですらこの時期は順調であればと言われているのですから、1歳馬ならなおさらのことです。今のところ両馬とも問題なく育っているようで馬体重も現時点でこのくらいなら十分でしょう。おそらく7月のツアーでは実際に見ることができるはずなので、ここからさらにどの程度成長しているか楽しみです。