非浸潤がんを病理学的に分類すると6つのタイプになります。
しかし実際は1つのタイプに分類されるものより多くはこの中で複数のタイプを同時に持ちます。
乳頭腺管型 papillotubular type
乳頭型 papilloly type
篩(ふるい)型 cribriform type
低乳頭型 (微小乳頭型) low papilary type
面皰(めんぽう)型 (コメド型) comedo type
充実型 solid type
コメド型は充実性胞巣を有する担癌乳管の中心部に凝固壊死(コメド壊死)を
伴うもので核異形度が強いものが多い。だからコメド型は悪性度が強いと言われています。温存後の局所再発はコメドが多いといいます。
しかし実際には篩(ふるい)型や低乳頭型構築の中心にコメド壊死を伴っている症例のほうが多く見られるそうです。
乳頭型のDCISは多発する傾向がやや強いという報告もあるようです。
非浸潤がんの場合核異形度のグレードは関係ありません。型の悪性度の強弱でその後に影響を与えるがんではないので型を伝えられても参考程度ということになります。