非浸潤がんの病理学的分類 | アメリのブログ 【非浸潤がんで検索されている方へ】

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乳がんの非浸潤がんに特化しているブログです。
ここを読めば【知りたいことが全部わかる】を目標にしています。
検索した方が見やすいようにするため日記的な書き方はしていません。

古いほう2010年11月から順に読んでいただけると分かりやすいと思います。

非浸潤がんを病理学的に分類すると6つのタイプになります。

しかし実際は1つのタイプに分類されるものより多くはこの中で複数のタイプを同時に持ちます。


乳頭腺管型      papillotubular type

乳頭型        papilloly type

篩(ふるい)型    cribriform type

低乳頭型 (微小乳頭型) low papilary type

面皰(めんぽう)型 (コメド型) comedo type

充実型    solid type


コメド型は充実性胞巣を有する担癌乳管の中心部に凝固壊死(コメド壊死)を

伴うもので核異形度が強いものが多い。だからコメド型は悪性度が強いと言われています。温存後の局所再発はコメドが多いといいます。


しかし実際には篩(ふるい)型や低乳頭型構築の中心にコメド壊死を伴っている症例のほうが多く見られるそうです。


乳頭型のDCISは多発する傾向がやや強いという報告もあるようです。



非浸潤がんの場合核異形度のグレードは関係ありません。型の悪性度の強弱でその後に影響を与えるがんではないので型を伝えられても参考程度ということになります。