さて、帰ってきてからもう軽く一週間は過ぎたというのに、まだ時差(?)に体が迷っているのか、毎夜2時か3時に目が覚め、そこから寝ると10時を過ぎる・・・
というようなことがたびたび起きている。
気をつけよう暗い夜道とお年寄り。
そんなこんなと、大したことの起きない毎日を過ごしているわけなのだが、ああそうか「書く」といって書いていないことがあった。
一組は60歳前後の男性と、それより20歳は若いだろう女性の「カップル」。
どう見ても「夫婦」には見受けられない。事実、鍵を渡す際などで氏が違っているということが分かった。
別にいいけど。
で、書いてしまおうかなと思っていたこっちのカップルのことは省略して、もう一人いたのがもっと自分に年齢が近いだろうご年配の男性。
一人参加で「旅慣れている」と自称していた。
ベネチアも数回目とのこと。
ああ、それなら話を聴けば何かの参考になるかもしれない……
と、一瞬は思ったのだが、世の中そんなにうまくは行かない。
別に邪魔になるわけでもないのだが、
まず、「旅の自分ごと経験」を発言することが滅茶苦茶多い。
歩いていれば「ああ、この建物は以前ホテルだったのでよく泊まった」の話も、だから・・・の続きがないから「ああそうですか」で会話は続かない。
何か面白いことでも起きたの?その(元)ホテルに関するエピソードは無いの?
そして添乗員さんや現地のガイドさんに対する質問がやたら多い。
それもガイドさんたちが喋っている隙間を突くように話しかけるから、ガイドさんたちが構想、予定しているであろう「流れ」が寸断される。
問いかける内容も「持参した切手はどこでいくらぐらいで売れるか?」とか「趣味の模型電車○○型はどこへ行けば幾らぐらいで買えるか?」・・・
等々、極めて狭い範囲のポイントを突くような質問をする。
ちょっと考えれば、添乗員さんだからと言って、現地の人だからと言って、同じような趣味趣向が無ければ普通知らないでしょ、そんなこと・・・
というような事ばかりを聴くのだ。
ワインについても「瓶ではなくて量り売りしている店」の存在の有無を聴いていた。
たまたまそんな店もあるようだったが、あれ、本当に行ったのかな?行くのかな?
旅慣れたその方が、夕食に近所のマクドナルドで買い物をして帰って来たのにホテルの入口で遭遇して、
会話が弾まないだろうなあ感は、より増した。
集合時間、出発時間に遅れる、なんてこともあったなあ。
旅慣れてる、という割には(たまたまお隣りだった)部屋の鍵が開かない、と苦労している姿も見たな。
最初は「こうやって開けるんですよ」と聞いてもいないことを話しかけてくれたのだけどもなあ。
自分もツアーの一人参加の経験はあるが、何日か過ごすと「ご一緒に」と誘われることが何回かはあったし、今回もあったように写真を撮りあうなんてことも起きるのであるが、この方に関しては独立独歩を貫いているようだった。
今回、完全に一人参加というのはその方だけだったが、
ん~ん、今後のことを考えると、そういう要素は自分にもあるかもしれないなあ、という思いに至って、
「次回」を考えるときの妨げになりそうである。
人の振り見て我が振り直せ。
なのでありますがね。
あ、それと、ベネチアではこういう↑24時間時計が多いそうである。
なるほど古い街ですね。でもそれで時刻を確認しようと思ったことは一度もなかった。
ああ~、これで本当にベネチアに関することはお仕舞いにします。
言えることは(全部ではないにしろ)言ったですしね。