【オーストラリア】豪1Qの賃金上昇率4.1%、実質賃金拡大継続(NNA) - Yahoo!ニュース

 

以下、記事の抜粋。

【オーストラリア】豪1Qの賃金上昇率4.1%、実質賃金拡大継続

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 豪政府統計局(ABS)が15日に発表した2024年第1四半期(1~3月)の賃金価格指数(WPI、季節調整値)は、前年同期比が4.1%上昇と前期から減速したものの高水準を維持した。同期のインフレ率(年率)は3.6%で、実質賃金の拡大が継続した。ただ、前期比は0.8%上昇となり、昨年第3四半期(7~9月)以降、減速が続いている。【NNAオーストラリア編集部】  民間部門の賃金は前期比0.9%上昇、前年同期比4.2%上昇とどちらも前期と変わらなかった。一方、公共部門は前期比は0.9%上昇だったものの、前年同期比は4%上昇と減速している。  業種別の賃金上昇率(実測値)は、年率が最も伸びたのは、医療ケア・社会支援で5.3%。  その他は、◇製造:4%◇公益:4.4%◇建設:3.2%◇小売り:4.4%◇資源:4.1%――などとなった。  州別(実測値、年率)の上昇率は、◇ニューサウスウェールズ州:4.2%◇ビクトリア州:3.6%◇クイーンズランド州:4.6%◇南オーストラリア州:3.8%◇西オーストラリア州:4.2%◇タスマニア州:4.9%◇北部準州(NT):4.1%◇首都圏特別区(ACT):3.2%――だった。  ■3四半期連続の高水準は15年ぶり  ABSで価格統計部門を統括するミシェル・マーカート氏は、WPIは昨年第3四半期以降、年率で4%以上を維持していると指摘。3四半期連続で高水準を維持したのは15年ぶりだとした。  オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のエコノミストは、今回の結果は市場とオーストラリア連邦準備銀行(RBA)の予測を下回ったと指摘。賃金上昇の伸びは既にピークを越えたとし、RBAにとっては好ましいとした。

以上、抜粋終わり。