中国の太平洋島しょ国支援、国防でなく治安維持で=駐豪大使(ロイター) - Yahoo!ニュース

 

以下、記事の抜粋。

中国の太平洋島しょ国支援、国防でなく治安維持で=駐豪大使

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ロイター

Kirsty Needham [シドニー 17日 ロイター] - 中国の肖千駐オーストラリア大使は17日、中国は太平洋島しょ国の国防ではなく、治安維持を支援する戦略を取っており、太平洋地域で中国の存在感が増しても、オーストラリアは警戒する必要はないと記者団に述べた。 南太平洋の島国ナウルが今週、台湾と断交し、中国と国交を樹立する決定を下したことについては、ナウル「独自の選択」で、オーストラリアとナウルの関係に影響しないとの認識を示した。 太平洋島しょ国では、ソロモン諸島とキリバスが2019年に台湾と断交し、中国と国交を樹立。ソロモン諸島はその後、中国と安全保障協定や治安維持協定を結んでおり、オーストラリアと米国が警戒を強めている。 豪はかねてより、太平洋島しょ国の安全保障は民主主義の価値を共有する域内の国々が担うべきで、中国ではないとの立場を示している。 肖大使は、太平洋島しょ国が中国との政治的関係、中国市場への輸出、投資の受け入れを望んでおり、インフラ・通信・社会秩序維持の分野で中国に支援を求めていると発言。 「(安全保障は)中国と太平洋島しょ国の関係の一部で、社会の安定を支援する」とし、「軍事的な安全保障のための戦略ではない。社会の安定と基本的秩序を実現するために治安維持を支援するという戦略だ」と述べた。 豪と中国の関係は、アルバニージー豪首相が昨年11月に訪中したことで安定。肖氏は一段の関係改善を望むと語った。 一方、台湾総統選で勝利した与党・民主進歩党(民進党)の頼清徳氏に豪が祝意を表したことについては、正式に抗議したとした。 アルバニージー豪首相は17日、台湾の選挙を巡り民主的なプロセスに敬意を払うと述べたほか、台湾と断交して中国と国交を樹立するというナウルの決定を尊重するとした。 アルバニージー氏は、ナウルと新たな安全保障協定を結ぶことを目指すかどうかについてはコメントを控えた。パプアニューギニアやツバルと最近締結した安保協定について「極めて意義深い」と述べた。 中国が拘束している中国系オーストラリア人作家、楊恒均(ヤン・ヘンジュン)氏について、肖氏は早期釈放は予想していないと発言。楊恒均氏を巡る国家安全保障上の問題は、先に釈放された中国系オーストラリア人ジャーナリスト、チェン・レイ氏の問題とは異なると述べた。

以上、抜粋終わり。

 

一帯一路にしろ?アフリカ支援にしろ、中国との提携はリスクを伴うのですが。。中国の調略がうまく行っているのかもしれません。オーストラリアだけでなく、日本や台湾も警戒しておくべきでしょう。