先ほど発見したニュース。
豪貿易相、EUとのFTA交渉で成果優先 締結先送りでも(ロイター) - Yahoo!ニュース
以下、記事の抜粋。
『
豪貿易相、EUとのFTA交渉で成果優先 締結先送りでも
配信
[シドニー 1日 ロイター] - オーストラリアのファレル貿易相は1日、欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)交渉について、EU側が求める農産品ブランドの地理的表示の保護などの懸案事項で合意に至らない場合、年央以降に協議が延長されることを覚悟していると述べた。 キャンベラの全国記者クラブで講演し、EUとのFTAは最優先事項だとし、来週ブリュッセルで欧州委員会のドムブロフスキス副委員長と会談すると明らかにした。 「オーストラリアが締結自体を目的にすることはないとこれまで明確に述べてきた」と強調。オーストラリアの高品質の製品に新たな大規模市場が必要だとし、「交渉が年央以降に延びても粘り強く取り組む」と語った。 EUはイタリアのスパークリングワイン「プロセッコ」などのブランド名を地理的表示として保護することを主張しているが、豪州側は第二次世界大戦以降、オーストラリアに移住したイタリア人によって同じワインが生産されているとして反対している。』
一般的にはFTA(自由貿易協定)を結んだ方が経済学的には〇なのですが、そう理論どおりに物事は運ばないのが現実です。
『EUはイタリアのスパークリングワイン「プロセッコ」などのブランド名を地理的表示として保護することを主張しているが、豪州側は第二次世界大戦以降、オーストラリアに移住したイタリア人によって同じワインが生産されているとして反対している。』
こういう問題もあるんですね。特に商標権とか知的財産権の問題が生じると、単純な経済問題ではなく法律・外交問題にも発展しかねないので、このあたりをどう調整するか、難しいところだと思います。