南シナ海で訓練中だった米軍機が墜落した事故について、墜落機は米軍が回収した、と発表されました。
以下、記事の抜粋。
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南シナ海で墜落したFA18とヘリ、米海軍が回収発表 中国の手に渡っていれば情報流出も
配信

MH60R「シーホーク」が空母ニミッツの飛行甲板から発艦する様子
(CNN) 米海軍は9日、南シナ海で10月に空母ニミッツから発艦した後に墜落した軍用機2機を回収したと明らかにした。 写真特集:米空軍、多彩な保有機の数々 回収されたのはFA18戦闘機とMH60ヘリ。海軍によると、今月5日、軍で契約した船に搭載された無人システムを使用して、水深約122メートルの場所から2機を引き揚げたという。 両機とも米海軍の最新鋭機ではないものの、専門家からは、残骸が敵の手に渡っていれば有用な情報が流出した可能性があるとの指摘が出ている。 回収任務の指揮を執ったクリストファー・アンダーソン海軍少佐は声明で、「関係者全員が専門知識を投入し、安全かつ首尾よく米国の管理下へ戻すことができた」と説明した。 中国と東南アジア諸国に挟まれた南シナ海の重要海域を巡っては、複数の政府が領有権を主張しているが、中国は常設仲裁裁判所の判断に反し、この戦略的海域のほぼ全域について領有権を主張している。 中国はここ20年、係争地の島や岩礁に軍事施設を建設することで領有権の主張を強化してきた。米国は、中国による領有権の主張や軍備増強が航行の自由と自由貿易を脅かしていると指摘する。 米軍は中国による主権の主張に対抗して同盟国やパートナー国を支援するため、この地域で安定的なプレゼンスを維持している。 2機は10月下旬、空母ニミッツから発艦して通常の活動中、30分足らずの間隔で相次ぎ墜落した。 墜落原因に関して公式見解は発表されていないものの、トランプ米大統領は事故の直後、記者団に燃料の汚染が原因かもしれないとの見方を示唆していた。乗員は全員、救助された。 海軍は9日の声明で、墜落に関する調査が継続中だと述べた。 これ以前には2022年、空母カールビンソンへの着艦を試みた海軍のF35戦闘機が墜落した際にも、同様の回収作業が行われていた。F35は最終的に、海軍の回収チームによって深さ3700メートルの位置から引き揚げられた。』
以上、抜粋終わり。
記事にあるとおり、常設仲裁裁判所の判決を無視して中国が領有権を主張しているのが現状です。中国軍に回収されなくてよかったです。