新しい仕事の忙しさで

毎日は過ぎていく

 

郷に入っては郷にしたがえ

不満ばっかり言っても何も変わらない

この歳で期待して呼んでもらえたんだ

真摯にやろう

 

ふと甘い夜の記憶がよぎる

家にいても恋しくてたまらなかった

また早く会いたい

 

お互い好きだと言ったけど

どうなるんだろう

 

特別な存在になりたい私と

彼とでは温度感はかなり違うと思う

 

部下だったころからも

大さんからの連絡がきたことはほとんどない

 

だからきっと私から打たないと

彼からのメッセージは来ない

 

でも聞けない

こわい

 

だから仕事の要件か

なんでもない会話でしか連絡できない

 

自分だけ熱い思いがあったら

大さんがどんな思いでいるか

聞いてしまったら冷静に

あの時は酔っててなんて言われたら

 

大胆な行動をしただけに

いつもお局気質で堂々といる私なだけに

実は不安でいっぱいでいること

重たいと思われることがこわかった

 

一人でぐるぐる

こんな自分でいるのも20年ぶり

だから誰かを本気で好きになるのは

なりたくないと思ってた

 

元彼を2年半も

忘れられなかったことがある

あの苦しみ


別れようと言われた時

私は別れたくなかった

 

でも彼がつらそうだったから

私ができることは

引き下がることなんだと

信じていて私は全然平気だよって

嘘をついた

 

かっこよくいたかった

凛としていたかった

でもその後後悔の連続で

なんで別れたくないと言わなかったんだ

結果は同じだったかもしれない

 

でもその時の本心を閉じ込めた

彼を好きな気持ちを捨てられない

その後誰も好きになれない

苦しくて消えてしまいたい日々が続いた

 

まだ始まったかどうかわからない恋に

昔の記憶を重ね合わせ

勝手につらくなってしまった