大さん主催の飲み会

大さんと私とりんちゃんとあと一人

 

このメンバーで飲むのは初めてで

学生時代のアルバイトの話とか

どこに遊びに行きたいとか

たわいもない話で楽しかった

 

そんなこんなで1次会が終了

駅に向かって歩き出す

まだ20:30

 

もう改札着いちゃう

行くしかない

 

「大さんこのあともう一軒行きませんか?」

 

その声を聞いてりんちゃんが

「お疲れ様ですーーー」って言って

もう一人をひっぱって行っちゃった

すごい、、りんちゃん

 

私と大さんはぽつんと置いてきぼり

そのシチュエーションが恥ずかしくて

どうしようって思ってたら

 

「じゃあ行きますか」

 

もう心臓バクバク

 

「ですねー」


なんて余裕ぶっこいてたけど

もう倒れそう

 

近くの居酒屋で

もう何を話していたかわからないくらい

いっぱい笑ってた気がする

 

もうお酒も進み

大さんもお酒が強いみたい

 

話が合う合う

子供の話をしてて

自分が生まれてきたのって

子供に会うためだったと思わない?

 

って言ったら

大さんがすごいやさしい顔で笑うから

 

もう好きがあふれちゃって

胸がいっぱいで

 

「大さん

 今度、私とデートして」


って言ってた

 

大さんはすごいびっくりしてた

 

少し沈黙

 

「行きましょう」


って言ってくれた

 

もうよくわからなくなって

私は笑顔でいっぱいになってた