海上自衛隊横須賀教育隊消防車 | 横須賀391のブログ

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さて、横須賀391のブログ、今回は海上自衛隊横須賀教育隊から、水槽付ポンプ車の紹介です。
そもそも、なぜ自衛隊に消防車が配備されているのか。その理由は各配置先の事情によってさまざまですが、主に2つあり、まず1つは自衛隊の駐屯地や基地内の施設での火災に対応するため。もう1つは航空機やヘリコプターによる万が一の墜落事故に備えてです。
いずれの場合も、災害発生時は必ず、消防本部に応援要請を出しますが、消防本部からの出場部隊が到着するまでに被害が拡大しないようにするのが自衛隊の消防車の大切な任務なのです。
そんな自衛隊ですが、それぞれの駐屯地や基地の状況に沿ってさまざまな車種の消防車が配置されており、水槽付ポンプ車から軽化学車、救助工作車、空港用大型化学車まで、数多くの消防車が活躍しています。

今回紹介する車両も、海上自衛隊横須賀教育隊を守る水槽付ポンプ車で、UDトラックスのコンドルをベースに、1500リットル容量の水槽を搭載しています。

積載している資機材はほんのわずかですが、後輪の前方にある即消ボックスには吐水口に常時接続されたホースが収納されているほか、吸管、管槍(ホースの先端に取り付けて放水するときに持つもの)など、消火に必要なものはもちろん、夜間活動をサポートするサーチライトや、大量放水を可能にする放水銃なども備えています。
見た目的な特徴としては、屋根の上にある赤色灯とスピーカーがどこかレトロな雰囲気を醸し出していることでしょうか。
バー型赤色灯が主流となりつつあるいま、単光式赤色灯2つが屋根の上左右に取り付けられているのを見ると、どこか古さを感じてしまうものです。

普段からさまざまな消防車を見慣れている我々からすればどこか足りない気もしますが、自衛隊基地を守るため、毎日、駐屯地や基地のどこかで目を光らせているのです。