2015年度防衛大学校開校記念式典に伴う中谷防衛大臣警護車列 | 横須賀391のブログ

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さて、当方、横須賀391は昨日、神奈川県横須賀市内にある自衛隊の最高教育機関、防衛大学校の開校記念式典に参加して参りました。
開校記念式典には防衛省から中谷防衛大臣が参加し、ヘリコプターで防衛大学校へ来訪した大臣に対し、防衛大学校構内での狙撃などに備え、警護車列が組まれました。
今回はその警護車列を特集したいと思います。
そもそも、警護車列とはなんなのかから入りたいと思います。
警護車列とは、政府の要人や海外から来訪した要人、皇族などに対し、狙撃やテロなどから守るために警護対象者を乗せた車両を複数の警察車両などが取り囲んで走行するもので、使用される車両も防弾・防爆加工が施されていたり、乗車する警察官も特別な訓練を受けた警察官であるなど、厳戒態勢が敷かれる、警護を行う側からしたら一大イベントなのです。
では、まずは、今回の警護車列の形態について説明します。
今回の警護車列は通常の警護とは異なり、自衛隊施設内の移動の警護でしたので、警察よりも自衛隊が中心となって行われ、自衛隊内の警察業務を行う警務隊(ミリタリーポリス、通称・MP)を始め、指揮官車やマイクロバスなどが警護に参加しました。
では、さっそく、警護車列を紹介したいと思います。

まず、警護車列の先導の役割を担ったのは、陸上自衛隊第129警務隊から、73式トラックと呼ばれる小型トラックを改造したパトカーでした。
赤色灯を点灯させ、マイクを使用して注意喚起をしながら走行していました。

続く2台目は、防衛大学校の指揮官などがパレードする際に使用される、73式トラック。
車列の周辺を警戒しながらゆっくりと走行していたようでした。

続いて3台目は、防衛省に所属する、防衛大臣の移動専用車両。
今回の車列では防衛大臣と防衛大学校長を乗せて走行していました。

続いて4台目は、神奈川県警警備部公安第2課から、防弾加工を施された警護車。
警護員(通称・SP)が乗車しており、大臣や防衛大学校長に万が一の事態が発生した場合に備えていました。

続いて5台目は、こちらも陸上自衛隊第129警務隊のパトカー。
車内には警務隊員数名が乗車していたようで、こちらもSP同様、万が一の事態に備えていたようでした。

続いて6台目は、防衛省に所属する車両。
今回の車列では防衛大学の秘書などが移動するために使用されました。

そして、車列最後尾は陸上自衛隊所属のマイクロバスが走行。その理由は不明ですが、警護車列の車両よりも大型な車体を生かして、投石などから車列を守る役割を果たしていたのかな、と。

今回の警護車列は規模も軽微でしたが、実際に要人などが街中を移動する場合には交通規制など、大掛かりな警備が必要となります。そんな警備があるからこそ、日本の政治が成り立っているのではないか、と感じた日でした。