宮城オルレ亘理コース(※非公認)のレポのつづきです
愛宕山を下山して亘理中学校の前を通り、コースの6.5kmすぎくらいで次のスポットへ到着。
コースの見どころ⑤
少し小高いところにある大雄寺です。
亘理の初代領主、伊達成実(しげざね)が建てたもので、歴代の当主や夫人の墓所となっています。
瑞宝殿や瑞巌寺のような豪華さはありませんが、亘理の礎を築いた人々のお墓がこうして並んでいると、重みを感じます。
亘理の礎と言えば、立派な山門の横に立つ柱には…。
小堤城(おづつみじょう)跡の文字。
鎌倉から室町にかけてこの地を治めた亘理氏の居城があった場所でもあり、まさに亘理の礎を築いた人々とゆかりの深いお寺となっています。
続いては国道6号線をわたり…。
コースの見どころ⑥
称名寺(しょうみょうじ)にはご本尊の阿弥陀如来立像や涅槃像、五重塔など見どころがありますが、なんといっても目を引くのが大きな木。
樹齢700年以上の巨大なシイノキです。
自生ではなく、鎌倉時代に亘理氏が植えたものと考えられているとのこと。
少し北上しまして…。
コースの見どころ⑦
もともとは臥牛城(がぎゅうじょう)と呼ばれる亘理伊達氏の居城あと。
成実公の遺徳を伝えるために創建された神社ですが、全体的に手入れが行き届いていない感じなのがちと残念
コースの見どころ⑧
続いての見どころは特定の1ヶ所ではなく、町内の随所に存在。
江戸時代に付けられた町名や小路の名前、それらのゆかりの場所に石柱が立っていて、どんな人々が住んでいたのかなどの説明が書いてあります。
その1例
今回のコース上でも何ヶ所か見つけることができますが、その中でもお気に入りの場所は…「七曲り」。
現在の地図上で見るとこんな感じの場所
実際にクネクネ曲がっています。
趣があって面白い道。今まで全然知りませんでした
他にもまだまだ石柱が。
旧亘理町役場前にも…。
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現在、取り壊し工事中。
上級武士が住んでいたという御下小路。
これらの石柱を探して歩くだけでもけっこう面白く、フォトロゲイニングもできちゃいそう
コースの見どころ⑨
町内にはかぎ型に曲がる道路がいくつかあり、城下町特有の、敵の攻撃から町を守るためのものとばかり思っていましたが…。
火災の延焼を防ぐための工夫、というのは初耳でした
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説明文の写真とは別の場所ですが。あいにく電気工事中で近くで撮れませんでした
このあと再び悠里館前を通り、新庁舎に戻ってゴール
たとえ地元民でも、車で生活していると何年住んでいても通り過ぎてしまうだけの道や場所がたくさんあるもので、今回も新たな発見が色々あって楽しめました
亘理はいま、「はらこめし」が旬の季節。
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あっ今日は「はらこめしの日」だ
皆さんもはらこめしを食べにきがてら、亘理コースを楽しんでみてはいかがでしょうか~
もし、リクエストがあれば…喜んでご案内しますよ~