8月4日は「箸の日」、「ビヤホールの日」、「ゆかたの日」などに制定されていますが…。
「橋の日」でもあるので、橋の話題を
仙台市に存在する八木山橋
青葉区と太白区の境界に架かる橋です。
広瀬川の支流が形成した「竜ノ口渓谷」に架かる橋で、青葉山と八木山をつなぎます。
竜ノ口渓谷は長さ約3kmに渡り、その断崖の高さは70m以上。
「竜の口層」という地層の由来になっていて、化石採集地としても知られています
仙台城は南側にこの深い渓谷を要するため、こちら側にはめだった防備は施さなかったほど
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赤…八木山橋 緑…竜ノ口渓谷 青…仙台城
この渓谷に最初に橋をかけようとしたのは八木山の地名の由来となっている八木久兵衛さん。
八木山を行楽地として開発しようとして架橋を思い立ったそうです。
最初は吊り橋でしたが、1965年に現在の橋となりました。
橋の両側には高い柵が立ち、その先端が内側に向かって折れているのはなぜか、という説明は…やめておきましょう。
伊坂幸太郎さんの作品、『重力ピエロ』の映画版で、泉水(いずみ)が忌まわしい過去を清算するために選んだ地は大倉ダム
ところが原作の方では大倉ダムではなく、じつはこの八木山橋で計画を実行しようとしていました。
その描写が、知っている人だったら「わかるぅ~」という感じなので、より一層伊坂作品に肩入れしてしまうんですよね~