穢(けが)れの残る部屋 | お気楽市民ランナーの! ネコとマラソンと食事♪…ときどき温泉

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平凡なファンランナールミナス7の日常を、マラソンネタを中心にネコ、ラーメン、ゴルフ、お酒、映画などの話題を雑多におりまぜながらのんびり綴っていきま~す !(^^)!


映画『残穢(ざんえ)-住んではいけない部屋-』を見てきました映画


原作は小野不由美さん。


「手元に小説を置いておくのも恐ろしいガクブル」と言われるほど定評のあるホラー叫び


竹内結子さん、橋本愛さん主演で、監督が中村義洋監督ということなので、恐る恐る見てみましたじー・・・




結果からいうと、さんざん「怖いよショック怖いよガクガク」と宣伝されてハードルが上がっていたせいか、覚悟していたほど怖くはありませんでしたほっ


突然の大きな音でびっくりさせられる、例のホラー的な要素もないことはないのですが、全体としてはほぼ完全にステリー映画。


きっかけは女子大生の住むマンションから聞こえる奇妙な『音』。


その『音』の真実を突き止めようと探るうちに、その『土地』にまつわる『穢れ』ともいえる連綿と続く忌まわしい過去へとつながっていく。


調べをすすめてみると『奇妙な音』は女子大生の部屋の『畳の上を何かが擦れる音』だけではなく、赤ん坊の鳴き声やいたずら電話、『燃やしてしまえ』という声など数種類へと拡大し…。


都内から千葉へ、はては九州までと軸は横へと広がり始め、それと同時にマンションの過去を探っていくうちに様々な事件が掘り起こされ、縦の軸が地中深くへと根を這わせていく。


縦軸と横軸がそれぞれに延伸し、ストーリーは次第に立体的になり、そして最終的に過去の1つの事件へとたどり着く。


ポスターの意図するものが次第に分かってきます。


「一体何がどうしてどうなったんだはてなマーク」という気持ちが先行し、怖さよりも「知りたい」気持ちが強くなっていく映画。


最後は、謎が解けて一件落着と思いきやその連鎖は終わっておらず、そしてあなた自身の身にも…という「よくあるパターンのやつや」って感じでしたが、もしかしたら続編もあるのかな!?


謎解きも恐怖も楽しめたけれど、伊坂作品にはかなわなかったかな、というのが個人的な感想。


とはいえ映画を見終えてからは若干音に敏感になったりしてねたは


でも一番怖かったのは…


喫茶店で話す竹内結子さんの背後、撮影のため立ち入り禁止にしていたはずの路上に身動きもせずじ~っとカメラの方を見ている男性。


撮影の際には誰もその姿をみておらず編集の時に気付いたらしいのですが、本編でもそのままバッチリ使われていたことに驚き~ガーンあせる