毎月1日は映画がお得。
1100円で見られるし(前は1000円だったけど)、自分の休みとうまく重なったので、久しぶりに映画を観てきました
『柘榴坂の仇討(ざくろざかのあだうち)』です。
浅田次郎原作、監督は『沈まぬ太陽』や『ホワイトアウト』を手掛けた若松節朗監督、音楽は久石譲。
主君・井伊直弼の警護役を仰せつかった彦根藩士、志村金吾。
しかし桜田門外において主君の殺害を許してしまう。
切腹することも許されず、仇討だけを考えて生きてきた13年。
井伊を討った最後の水戸藩士、佐橋十兵衛をようやく見つけだす。
しかし仇討を命じたはずの政府は今や明治へと時代が変わり、直前に『仇討禁止令』を発している。
最後に2人きりで迎えた柘榴坂。
2人は何を話し、そして金吾はどう行動するか…
主演の中井貴一をはじめ、妻役の広末涼子、仇役の阿部寛など俳優陣の表情がとても良かったです。
主人公とそれを取り巻く人々の心理と葛藤、そして仇側の人間模様の描写も秀逸でした。
派手なところはなく、終始静かなストーリー展開ですが、だからこそ見ごたえがあるいい作品でした。