南蔵王野営場を会場として開催された『第28回しろいし蔵王高原マラソン』。
去年の大雨とは打って変わり、今年は『高原マラソン』の冠にふさわしいさわやかな天候のもとでの開催となりました
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真昼の月も見えていました
ではその様子についてレポートしたいと思いまーす
「全国屈指の激坂」というキャッチフレーズのこの大会。
ドキドキしながら去年初めて10kmの部に参加しました
なんとか無事完走できたので少しはステップアップしなくては、と今年は20kmの部にチャレンジすることに。
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このゴールゲートを無事くぐり抜けられるのか
受付開始は8時20分からとなっていましたが、7時半前には「準備できたからもーいーよー」という内容のアナウンス。
会場をブラブラ散策しながら早々に受付を済ませました。
大会プログラムに同封されているアンケートに記入して提出すると参加できる抽選会があり、さっそく運だめしをば…
ガラガラガラ…
コロコロコロ…
「あっみどりが出た」
担当の女の子のちょっとオーバーなリアクションに、「やった1等の温泉旅行優待券か」と期待しましたが…結果は
洗剤でした~(でもちょっとうれしい。)
そんなことをしているうちにいよいよスタート時間の10時。
zaoでorzとならないかキンチョーしながらいざスタートです
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(たおれこむ人)
出だしの1.5kmくらいは長ーい下り坂
ものすごい勢いで皆さん駆け下りていきます
「そんなペースでは20kmもちましぇ~ん」
邪魔にならないよう気をつけながら追い抜いてもらいます。
長い下りが終わってからも終始上ったり下ったり。
フラットな所はほとんどありません。
少し走っていると速い人たちの集団は過ぎ去り、だんだん自分と同じくらいのペースの人たちに落ち着いてきます。
その中でもそれぞれ得意不得意があるようで…
上りになるとペースが遅くなるけど下りになると速い人。
逆に上りはコンスタントに走るけど下りは遅くなる人。
(自分はどっちもコンスタントに遅い)
そのせいか何回も同じ人と抜いたり抜かれたりという格好になるケースが多かったです。
コンディションとしてはかなりいいんじゃないでしょうか。
走っていればそれでも相当暑いですが
10kmの部の折り返し、5km地点から先は自分にとっては未知の世界。
次々と現れるアップダウンに戦々恐々とします。
上って上ってようやく下りに入ると少しホッとしますが、
「この下りは折り返すと当然ながら上りに変わるんだよな~」
と考えると素直には喜べません。
それでも折り返しの10km地点を迎えると気持ち的には少し安ど感が出てきます。
しかしながら折り返してからは今度は下りがコワイ
足の筋肉に負荷がかかるため、攣りそうな気配がだんだんと…
ちょっと危なくなってきたらペースを落としてやり過ごし、直ってきたら元のペースに、という感じを繰り返すことになります。
数々のアップダウンに呼吸はあっぷあっぷ、気持ちはダウンダウン
それでも後半にかけては復活の兆しがあり、行けるところでは行く、という感じでがんばりました。
ただ、最後の上り坂。
「あ~、とうとうここに来ちゃったね~」
約1.5km続く厳しい上り坂
頑張っても頑張ってもペースがあがりません。
ポキポキ心の折れる音が聞こえてきますが、折れた心を無理やり束ねてテープでぐるぐる巻きにして走り続けます。
ゴール前の200mだけ見栄をはってラストスパート
収容車に乗ることなく、無事ゴールを迎えることができました
タイムは1時間39分46秒。
ラストスパートのおかげでかろうじて1時間40分を切ることができました
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こういうところを走りました。
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ゴール後の参加賞。芝生で食べるアイスがしあわせ~
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今年のTシャツ。やっぱり『激坂注意』のフレーズがないとね
今回参加してみて初めてだったこと。
1つは仮設トイレの1個1個に消臭剤が置いてあったこと。ちょっとしたことだけど、初めて。
ゴール後に『ピッ』と読み取り、データをバックアップするそうで。
記録証をもらう時も、今までは担当の人がパソコンに手入力でナンバーを打ちこんでいましたが、バーコードを読み取ることによって発行されるようになっていました。
いやあ~それにしてもキツかったですね~。(´д`lll)
10kmもきつかったけど今回の20kmは自分にとってはスーパーハード
『20kmを走らずして「しろいし蔵王」を語ることなかれ』ですね。
でもだからこそ完走した時の達成感・充実感はより厚みのあるものになるような気がします
帰りに「中華亭」さんによってラーメンを食べようと思ったら2時近くでも外まで行列。
かわりに角田市の「せん家」さんでねぎ味噌ラーメンをいただきました。
しみいるおいしさでした