今朝、魚を捌いていたら
「清志さーん!」
と、勢いよくシラス漁ふじ丸の大将が店のドアを開けました。
「今日、ここで賄い食べるんでしょ…
これ食べてよ!」
「え、なんすかなんすか!
何を持って来てくれたんすか!」
覗いて見ると立派なハモです。
「いや、大好きだけどこれ…
板長か主任に捌いて頂かんとあかんがな」
流石にハモ、アナゴ、ウナギの類はまだ素人に毛も生えかけの吾輩には手が出せません。
でも板長が主任に
「これ、捌いて夜の賄いで清志さんに…」
と言っているのを聞いて俄然楽しみなだけになりました。
その時の会話で知ったのですが、ハモは腹開きでアナゴは背開きなんですね。
勿論土地によって違うのかも知れませんし、その後の調理法によっても違うのかも知れませんが初めて知りました。
勉強になります!
そして主任の手を煩わせてしまった夜の賄いがこれです。
湯引きしたときに丸まって写真では見えておりませんが、これはハモの皮が美味しいんですよね。
皮の下の脂も感じる絶品です。
食べて見るのも勉強だと言いますが、本当にそうですよね。
美味しく魚を頂くと
「こういうものを作って提供したい」
という思いが強くなります。
その思いを一過性のものにせず、重ねて
「この思いを忘れないようにせねば」
と、自己確認することも大事ですね。
何でもすぐに忘れてしまうお年頃ですからね。
ホントに…
さあ、明日も集中しましょう!
はい、左様なり♪