最初は6月21日までの予定であった修行ですが、57歳のオッサンが我儘言って1ヶ月延長して頂きました。

我儘を言ったからといって通るわけでもなく、受け入れ側のめしや大磯港さんが許可してくれたので成立したことです。


有り難い限りです。


ここまでの二ヶ月弱の修行期間で何も身に付けられなかったわけではありませんが、今辞めてしまうと手がどんどん忘れてしまうのではという不安があります。

修行後すぐに同じような業務に付ければ別ですがそのあてもないので、お願いして了承して頂きました。

7月いっぱいお世話になる事となりましたので、ここからまた気持ち新たに取り組もうと思っています。


板長も主任さんからも本当に親切に教えて頂けるので、お二人から

「教えて良かった」

と思って貰えるようにと願いつつ毎日を過ごします。

この修行は吾輩が将来自分で食堂がやりたいという構想があって、その為に必要なスキルを身に付けたいという気持ちから始まりました。

ですから板長と主任さんへの恩返しは、それが成功することで成立するのでしょう。


もちろん、そこを目指します。


修行の途中で板長さんとか主任さんがつくった賄いを頂くのですが、吾輩はそこに

"美味しくあるべき"

という基本的な概念を感じるのです。

お客さんに出すわけではありませんから余計な装飾もなく、ササッとつくってそれが美味しければそれでいいという原点があると思います。


これは先日つくって頂いた天丼ですが鮮度があると天ぷらにしてもこれだけ違うんだと驚きました、食を知っている人がつくる賄いには真実がありますね。

あと1ヶ月でもっともっと様々なことを感じて、考えて、納得して、卒業の日を迎えたいものです。



はい、左様なり♪