今年は少し踏ん張らなければならない年となりました。
そういう意味では勝負の年とも言えます。
これまでもそんなタイミングでの年明けもあったのでしょうが、勝負をせずに生きて来ました。
よく人生を勝ち組と負け組に分類して考える人がいますが、吾輩はずっとそのどちらでもないと思っています。
なぜなら、闘ってないからです。
ですが今年は様々な条件が揃って、まるで神様が
「ちょっと闘ってみなさい、1年だけ頑張れたら"勝ち組"だと思っていいですよ」
とでも言ってくれているような感じなんですよ。
それなら頑張ってみますかねと、そう思った次第です。
頑張るという言葉が嫌いなこの吾輩が、今年の年末には
「いや、頑張ったなぁ」
と言いながらの忘年会が出来るようにと思っています。
もう還暦も近いですし後何年かすれば気力も体力も無くなるでしょうが
「いやまだ出来る」
という気持ちが微かに残っている時期に(正確には残っていた頃の記憶があるうちに)、たった1年の宿題を貰った気分なわけです。
「んじゃ、やろうか」
今はまず、そう思った自分を褒めている段階です。
まだ始めてもいませんからね。
今年は自分自身を褒めながら生きて行こうと思います、 誰に褒められたいとか認めて貰いたいとかではなく...
ですから、何を宣言するとか誓うとかということなく、淡々と林下清志という人間観察をしながらこの1年を過ごします。
ステーキハウスでの店長として勤務した一年はそういう意味では本当に勉強になりましたし、感慨深く忘れがたい日々でもありました。
年末に仲間と、油断しながら過ごせる時間を共有出来ました。
年明けは子供や孫とのんびり過ごしました。
いい締めくくりの後の、いい出だしだったわけです。
有難いことにね.....
まるで背中を押され手をひかれるように、この令和四年を歩きだしました。
「今年さえ乗り切れば先が見える」
日本人男子の平均年齢を考えれば、それでもそこから15年ほどあります。
その時間を、希望としては海の近くの郡部で過ごしたいものです。
「今日は魚が連れたから豪華な晩飯だ」
「今日は魚が釣れなかったから畑のものだけ」
という日々...
春は春の生活
夏は夏の生活
秋は秋の生活
冬は冬の生活
それを繰り返し、鍬を持ち、竿を持ち、火をおこして、漬物を漬け、干物を吊るして、ハンモックを下げ、生涯使える飯台とピザ窯をつくり...
小さな変化には気付きながら大きな変化は望まず、たまに子供のことを思い出してはニヤリと笑う...
そんな理想の晩年への扉に手を掛ける一年に、今年はしたいですね。