本日は友人の娘さんの結婚式に招待をして頂き、久々の名古屋入りをしました。

彼女の父親とは子育てをする同志として、心から共感して来た仲です。


"親の気持ちは親にならなければ解らない"

そう言われれば、若くとも

「それはそうだろうな」

と、知識として納得をすることは出来ます。

しかし、染々と身にしみて感じるのはやはり親になってからです。

人生の諸先輩の言うことはことごとく真理であると、年齢を重ねるほどに思うものですね。


"自分は何をすべくこの世に生を受けたのか"

そんな選民思考を持つ在りがちな小僧であった自分が、親になったことに依って得た自分なりの答えがあります。

それまで人生をマラソンのように考えて

「スタートからゴールまでに何をすべきか」

とばかり考えていたのですが…

ある日、子供たちが機嫌よく遊んでいる姿を見ていて

「そうか、俺の人生はこの子たちを世に送り出す為にあるのだ」

そう思った時に、自分の人生の目標がはっきりしたのです。

「今まで、何を偉そうに考えていたのだろう」

と、そこからは肩の力が抜け本当に楽しくばかり子育てが出来たと思っています。


人生はマラソンではなく駅伝ですね。

自分の人生で何もたいしたことが出来なくても

自分の子供が

またはその子供が

何かしら社会に貢献してくれた時に、そこには自分の遺伝子がいてくれるのです。


我が人生はそのバトンをつなぐことが、先ずはの使命なのでしょう。


新婦の父親とは…

語らずともその思いを共有してきました。


本日の披露宴で、元太鼓部であった新婦のお手前を聞かせて頂きました。

その音が

琴トン、琴トン、琴トントンと響き…

父親である我が友にも届いているかと思うと

この年齢にして、産声以来56年ぶりに涙を流した日となりました…




あなた方の子供は、しっかりと成長されております。


本日は誠におめでとうございます!





はい、左様なり♪