「僕も柔整の学校行ってたんですよ」
初めて御来店の男性のお客様がそう言いました。
「なんで辞めちゃったの?」
「子供が出来ちゃったんで、辞めて働くことにしたんです」
たまに聞くパターンのお話しです。
こういう時にいつも思うのは…
子供が出来たからといって、なぜ一人前の考えを持とうとするのかなということです。
元々まだ学生で親から面倒をみて貰っている半人前が、急に一端のことを言い出しても無理があると思うんですけどね。
子供が出来たら、働いて養って行かなければならないという所謂"責任"というものなのでしょうか。
もう少しいい言い方をして"自覚"の目覚めなのかも知れません。
でも、もし自分の息子が学生時代に子供が出来たとしたら
「親父、申し訳ないけど俺の子供の面倒もみてくれよ」
と言って貰いたいですね。
どうせ親に学費を出して貰い生活もみて貰っているのだから、中途半端に一丁前の生き方をしようなんて思って貰いたくないですね。
真剣にものを考えた時には、立ち止まることがベストだという結論も当然あるでしょう。
まだ学生であるのに子供が出来たというだけで、冷静でも真剣でもなく我が身の立場を重んじてしまっては後悔を残すことにもなると思います。
頭をさげて
「申し訳ないけども頼む」
そう言われれば親としては
「よく言った、及ばずながら子育てに参加させて貰おう」
と、張り切るところだと思います。
子供が出来たといってもまだまだ自分も未熟であるのだから、わざわざ背伸びしてしんどい生き方をしなくてもいいと思うわけですよ。
家族を頼ることは、その子を守ることでもあります。
生まれた時よりもその子が一歳を迎えた時、そしてその時よりも三歳を迎えた時と、自分もゆっくり成長していってでいいと思いますよ。
自分はまだクソガキだと解ることも大事です。
吾輩は56歳になりますが、またまだクソガキです。
はい、左様なり♪