人との繋がりというものは全く面白いもので、しかも摩訶不思議でもありますね。
数年前に本当にふとしたことから知り合ってから、折りあるごとに顔を合わせては飲んでいる男がいます。

吾輩とは全然違う生き方をしてきた彼とは根本的な意識の違いをはっきりと感じ
「これは付き合って行くのはなかなか厳しいな」と、そう思ったこともありました。
しかしそんな吾輩の不躾な態度に見限られることもなく、彼はまた吾輩の目の前に現れニコニコしながら「おはようっす」と言ってくるわけです。
そうなるとまた少し愉快になって、こちらもニヤリとなるわけですね。

何年も付き合っていく中で知り合う、彼の周りの男達のその真っ直ぐな生き方を見るに付け…
それは吾輩の生き方には無かったものだということを染々と感じるわけです。
我が人生はなんと放漫で、人間関係を軽んじた生き方であったのかと教えられるのです。

本日はそんな中でやはり彼を介して知り合った、吾輩と同じ字の清志氏の結婚記念日であります。
同じ清志でありながら、これまたなんとも吾輩のようなひねくれた男とは違う人間なわけです。

たまに会って飲んだり話をしたりするぐらいのお付き合いですが、同名という縁もあり結婚する際には保証人を仰せつかりました。
わざわざお二人で婚姻届を持って上京して頂いた、あの時からもう一年が経つのかと思うと感慨深いものがあります。

当然、お二人に対してのお祝いの気持ちです。

そして、もうひとつ…
我ながら家族に対しての思いは強く持って生きて来た自負はあるものの、他人様に対しては包容力のない接し方で生きて来た吾輩が
「もう一年が経つんですね、おめでとうございます」
と、本当に思うようになったことです。

加齢の成せることだと簡単に結論付けるには大きな無理があるぐらい、自分はそんな人間ではなかったことを知っています。

付き合いのある人間に対しての接し方を…
折りあるごとに顔を合わせ飲んでいるあの男に教えて貰ったというか、身近でまざまざと見せられて来たからなのかもしれません。

この齢になっても誰かの影響を受けて振る舞いが変わるのかと思うと、男なんてものはいつまでたってもクソガキですね。

でも、心より…
御結婚一周年、おめでとうございます!



はい、左様なり♪