ブログネタ：今年のクリスマスプレゼントに欲しいもの【投稿すると本当に貰えるかも♪】 参加中自分が生まれ育ったところは岩手県の郡部で家もまばらにしかないようなところでした、父親も母親も忙しい生活であり家族の誰かが誕生日だからといってお祝いをする習慣もありませんでしたが……
なぜかクリスマスだけは、盛大にお祝いをする家だったのです。
もちろん我が家的に「盛大」というだけで、大きなケーキと木箱に並んだサイダーとミカンがいつもよりもふんだんにあるぐらいがせいぜいです。
それでもケーキは二段の場合がほとんどでしたし、吾輩の記憶に間違いがなければ三段の時もあったように思います。
イブの日の午後に長男(吾輩と20歳違い)が街までケーキを買いに行くと、帰って来るのが待ち遠しくて仕方なかった記憶がありますね。
それがまたケーキが大袈裟なほど大きな箱に入っているので二人がかりで車から降ろす時などは、早く見たい中身を想像して興奮も最高潮になったものです。
そして箱を開けると、蝋細工のサンタやトナカイにゼリーのイチゴ……
それはもう夢の世界のように見えたものです。
普段そんなにお菓子を食べることがない生活だった子供にとっては、クリスマスケーキは見とれてしまうほどの魅力がありましたね。
とりわけ、なんと言っても懐かしいのはあのバタークリームの味です。
口の中でもすぐには溶けず、舌で上顎に押し付けて少しずつ溶かした思い出があります。
今の生クリーム系のケーキの方が格段に美味しいしおしゃれでもありますが、でも吾輩の中の「クリスマスケーキ」はまだまだあのケーキなのです。
でも、もうバタークリームにゼリーのイチゴが乗ったケーキを作っているお菓子屋さんはないのかも知れません。
サンタクロースだってきっとあのバタークリームが懐かしいんだと思いますけどね……
サンタさんサンタさん、今夜はイヴですから……
「あのバタークリームのクリスマスケーキをプレゼントして下さいな」
クリスマスが来る度に、募る想いです。
はい、左様なり♪
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