ガスコンロがないので火を使わない肴で一杯やりながら次男坊の帰りを待ちます。
今晩は生ハムとワサビ菜のみぞれ和え、生ハムの塩気だけで充分いけますが……
吾輩はミル付の岩塩をガリガリやってつまむのが好きです。



そしてこの岩手遠野産のとれたてホップというビールがまた美味い……
毎年この時期が楽しみになるビールです。
全国発売なのかは定かではありませんが、見掛けたらお試しあれ……

長男は朝が早いので寝るのも早いし、ひとりでニヤニヤしながら静かに飲みます。
次男の帰りが一時の時もあれば三時の時もありますが十二時前に帰って来ることはないので、それまでならほろ酔いで深夜のひとり散歩に出る時もあります。

やはり気が付けばニヤニヤしながら歩いています、つくづく有り難い人生だなと沸々と感謝の念が湧いて来るのです。
「今日もなかなか愉快であった」
と、また明日が楽しみになりそれを積み重ねる人生です。

家もない嫁もない毎日が愉快だと言うと「強がり」にとられるかもしれませんが、それでも全然本当に面白く暮らせるんですよ。
だから、これで家があればまたもっと面白く暮らせます。
それで嫁がいれば尚更また何倍も何倍も愉快に暮らせるわけです。

ただ……
家があれば掃除洗濯もあるし、嫁がいれば全く本意としないところで悲しい想いもさせますからね。
浮気は絶対しないし家事もやるし子供の面倒も見るけど「だからいい旦那」だとは限らない……

吾輩は一度家族だった人間からはなかなか気持ちが離れないんですよ、やっぱり幸せに暮らしてほしいですからね。
嫁さんはひとりしかいないし嫁さん以上に愛する女性がいるわけもなく、そこが揺るぐことはないんですけどね。

現家族が一番大事なのは当たり前の大前提であっても、元家族はどうでもよくて今の家族だけを愛する男がいいのでしょうか。
元家族が幸せに暮らしているならそれでいいですが、何かあったら助けてやりたいじゃないですか。
吾輩は再婚同士ならどこかで、「元旦那」の幸せも「元嫁」の幸せも願っていて欲しいんですよね。
それはねそれぞれに様々な過去がありますから一概には言えませんが、でも誰も憎まない人生が一番楽じゃないですか。

どこかで自分が「女心の解らない奴」だということも知ってはいるんですが、でもなかなか器用には振る舞えないですよ。
だからと言って、結婚生活に不向きな男だと簡単には思いたくないし……

いや、そうなのか……

なんて考えながらする散歩がとりあえず嫌いではありません。
さあそろそろ帰って、今晩は次男坊ともう少し飲みますかな。

はい、左様なり♪

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