御相談を頂きました。

愛情って何なんでしょうね。

その定義は解りませんが………

自分の親に対しての愛情と、子供に対しての愛情は少し形が違いますよね。
愛情というものに様々な形があることには、我々は大概気付いているのだと思います。

親であるとか兄弟または子供のような血縁関係への愛情が変化しにくいのに対して、夫婦間においての愛情はまったく流動的なものだと吾輩は思っています。

ですが………
親子間であろうとも夫婦間であろうとも、人間関係には愛情以外に「信頼」も存在しますよね。
友人との関係などは、愛情も介在はするのでしょうが信頼関係の方がより強く作用している関係のような気がします。

夫婦間の愛情というものが変化していく過程で、信頼であるとか尊敬の念が増していけばそれも違う形の
「かけがえのない存在」
と言いますか、愛情に成りうるのではないでしょうか。

相談者の方が言うところの
「愛情がなくなった」
が、その信頼とか尊敬も含めてなのであれば一緒に暮らしていくのは厳しいかも知れません。
増してや、お互いにそう感じているのであれば尚更ですよね。

誰もが……
「幸せになる権利がある」とかではなく、「幸せにならなければいけない」と思います。
ですから一緒にいることがつらく、幸せだと思い難いのであれば別に暮らす選択もありますよね。

子供さんの年齢にも依りますが……
子供がどう言っても、御自身が「子供の為になる」と思われる選択をするのがいいと思いますよ。
必ずしも両親と暮らすのが子供さんにベストだとは思いません。

吾輩は基本的に子供から親を取り上げたくはないので、どうすれば子供との関係が維持出来るかが大きな判断材料になります。
我が家は八年近く父子家庭でしたが子供は誰一人として母親を嫌いになっていないので、それで良かったと思っています。
むしろ夫婦関係の維持に固執しなかったことが、功を奏したのだと思います。

子供にとっても……
父親も母親も幸せで、その幸せな両親からの愛情が一番なのではないでしょうか。
どのような形であれ、父親も母親も幸せなら
いずれ子供は解ってくれますよ。

はい、左様なり♪

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